菜の花の沖

【ダイエットログ】

体重 69.2
体脂肪率 13.3
朝食 納豆ごはん★チョコレート
昼食 三元豚生姜焼き弁当[ファミマ]
夕食 麻婆ナス★マグロ刺身☆チーズはんぺん★本生☆焼酎ロック★アイス
おやつ・夜食
摂取カロリー 2107
消費カロリー
体調 3:普通

司馬遼太郎の『菜の花の沖』を、ようやく読み終えた。
読み始めたのがいつだったかは正確には覚えていないが、たぶん年末か年始だったと思うので、かれこれ6ヶ月かかったことになる。
文庫本で6冊だから、1ヶ月で1冊というペースは極端に遅い。
もちろん、これだけを読んでいたわけではないのだが。
司馬遼太郎もそれなりに読み進んでいる。
「竜馬がゆく」「功名が辻」「関ヶ原」「夏草の賦」「坂の上の雲」「世に棲む日日」「翔ぶが如く」「胡蝶の夢」。
作品の特徴として、物語がどんどん展開していくことはなく、時代考察や周辺事情の説明が延々続いたりするので、読み悪い面があるのは確か。
実はこの作品の主人公てある高田屋嘉兵衛にはそれなりに縁があるはずだった。
母方の親戚が函館に多数いることから、子供の頃から函館には何度も行っている。
函館を開いたのは高田屋嘉兵衛であるということは、今回読んでいるうちに、ようやく認識した。
中学1年生の時に一人で旅行し、函館には長く滞在したのだが、その際高田屋嘉兵衛の像を見ており、そこでしっかりと読んでいればもっと早く興味を持つはずだったのだが、気持ちよくスルー。
図書館で司馬遼太郎の本を物色している時も、武士ではなく船乗りの話しだから敬遠していた。
読み終えてみると、苦労して読み終えたかいはあったと思う。
武士の物語であれば、なんとなく時代背景がわかるが、幕末の一歩手前という一番わからないところ。
淡路の貧しい生まれから故郷を捨て、兵庫の廻船問屋に入り、いずれ自ら廻船業を発展させ、高田屋を起こす。
函館という街をつくり、蝦夷を開拓するとともに、南下するロシアに拿捕され、最後は国際交渉まで行う。
ちょっとイメージがつかないが、この時代にこんな人物がいたことに改めて驚き。
彼が生まれ、そして隠居後息をひきとった淡路島も、芦屋から近いし、函館もまた訪れることがあるだろう。
その時は、是非高田屋嘉兵衛の足跡をじっくり見てみたいものだと思う。
司馬遼太郎の作品の中で「菜の花の沖」は晩年のもの。
まだまだ読んでいない作品があるが、当面司馬遼太郎は小休止。
ようやくこの長編から開放されたので、次は軽い作品を読みたいものだ。

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