第8回伊南川100kmウルトラ遠足完走記(その3)

レース(ウルトラマラソン)

【ダイエットログ】

体重 67.1
体脂肪率 16.4
朝食 納豆ごはん☆味噌汁★バウムクーヘン
昼食 ねぎラーメン[西海]
夕食 豚肉ウインナー野菜のスープ煮★豆腐☆野菜サラダ★淡麗-☆燗酒1.4★パルム
おやつ・夜食
摂取カロリー 2210
消費カロリー 2255
体調 3:普通

15091144261850.jpgまだまだ先は長いと思いつつ、25キロ前後くらいが一番気楽に走れていたように思う。
ちょっとそれて川や山の写真も撮っていたし、基本的に歩くこともなかった。
沼山峠の登山や、後半の坂道がどれくらいきついかということをあまり自覚せず、このままのペースだったら14時間は切れるくらいに思っていた。
もちろん甘い考えであることはわかっているが、ここまで上り基調だった部分は後半に下りになるから相殺されるなんてことも頭にあった。
「尾瀬ってやっぱりいいとこだなあ」なんて気分で前に進んでいた。

15091145065940.jpg第5エイド:ミニ尾瀬(26.1km)
ミニ尾瀬のエイドは普通に観光客がいる場所。
ここで初めてトイレに立ち寄ったが、簡易とかではなく、普通の公衆トイレ。
そういえば、この大会仮設トイレってあったっけ?
後半人家のないような所は仮設どころか、トイレが全くなかったし。
既存の設備で賄えるのは良い事とは思うが。
それでもエイドの滞在時間は2分54秒とそれほど長くない。
あまり食べたいものがないと言うか、食欲がないと言うか。
ここでもハムだけ食べたような。
とりあえず山道に入るまではあとわずかということで、気合いを入れて出発したのは8時28分。

15091145243271.jpgここからはさらに傾斜がきつくなった気がする。
これまでも上り基調で、ほとんど歩くことはなかったが、右足の可動域が狭いまーぶーは、すかさず歩きの割合が高くなる。
立派な尾瀬の看板が出迎えてくれる。
じきに30キロ。
25~30キロ:45分30秒(実走:42分36秒)
歩いてる部分が多いのがまるわかり。

15091145324312.jpg第6エイド:七入(30.1km)
30キロ地点を過ぎ、七入橋を渡って左折すると、七入オートキャンプ場入口に七入エイド。
橋を渡る直前で、地元の方に「橋を渡ったらエイドだよ」と声をかけてもらい、嬉しかったと覚えている。
事前のシミュレーションをしていないから、コースのことが頭に入っていない。
このエイドは後半に沼山峠から下りてきて、預けた荷物を受け取れる場所だが、今回は激しい上りの前のエイド。
少し疲れが出て来たところで、少し長めの休憩。
相変わらず食べるのはフルーツばかりで、このエイドの滞在時間は3分4秒で、9時8分に出発。

15091186550630.jpgエイドを出ると、砂利道になり、そのうちに山道に。
しばらくは車の通れる道だが、最初の橋を渡ると完全な山道で、「最初の橋から沼山峠休憩所までは、国立公園の歩道ですので、走らないで、速歩で通行してください」とコース案内に書いてあった。
中には走っている人もいたが、まーぶーは無理しても仕方ないので、ゆったり歩く。
決して速歩でもないレベル。
何回か沢を橋で越えるが、なかなか気持ちのよい景色で、とてもレース中だとは思えない。

15091186652051.jpgしばらく行くと前の集団に追いつき、すぐ前にはカープのユニフォームを着た、同部屋の63歳の方。
なかなか気づいてもらえなかったが、とりあえずついていく。
少しずつ高度は上がっているし、アップダウンがあるから、それなりに負担がある。
途中橋を渡ろうとした時に、二つ前の人が倒れて、危うく川の中に落ちそうになるアクシデント。
なんとか支えて助け上げ、問題はなかった。
集団だと、きつい場合は道をゆずらないと、オーバーペースの人もいるよなあ。

15091186855772.jpgそれにこのあたりで滑落すると、誰も助けに来れないんじゃないかと心配になる。
道は全般的に濡れていて、シューズが泥にすっぽりはまりそうな場所もあり、気をつかう。
こういうのが微妙に体力を消耗しているのかもしれない。
七入エイドは標高1100メートルで、1400メートルくらいまではゆるやかに登っていった。
しかし、その後は徐々に傾斜がきつくなってくる。
その傾斜がきつくなった直後くらいが抱返の滝下の35キロ地点で、標高は1480メートル。

15091186958283.jpg30~35キロ:73分4秒(実走:70分00秒)
これはもう遅いとかなんとかいうレベルじゃなくて、いだ天の90キロ手前の全歩きの時でも50分ちょっとだから、単なる坂道と山は全然違う。
35km地点を越えると、抱返しの滝の分岐点で、ここからさらに傾斜が急になる。
ここまではなんだかんだリズムよく歩いてこれたが、ここからは息も乱れ、ところどころで休むことに。
そもそも最高地点が何メートルかを把握していなかったのは痛かった。
イメージ1600メートルくらいに思っていたが、実際は1700メートル以上。

15091187051454.jpg1600メートルくらいのところでもうひと踏ん張りと思って頑張ったのがたたり、最後は足が攣りそうなくらいきつかった。
あと数回曲がれば頂上じゃないかと期待しながら進むのだが、なかなか先が見えない。
でも、最後の方は抜かれるよりも抜くことの方が多かったわけで、まあ完走できるかどうかという意味では最後尾に限りなく近かったのかもしれない。
前方に建物が見えた時は、「ああ、やっとか」という感じで、それでも足が前に進まず、最後の階段を上って、ようやく最高地点の沼山峠。

15091194493520.jpg第7エイド:沼山峠(36.5km)
沼山峠はマイカーでは入ることができない場所で、登山者や観光客は途中からバスで上ってきて、そのバスの終点がこのエイドのある休憩所になる。
沼山峠に着くとパラパラと雨が降っているのに気付いた。
夕方から雨になるという予報だっただけに、ちょっとショック。
登っている時は感じなかったが、さすがにこれくらいの標高になると体が冷えてくる。
◯シャツはかなりグッショリしているし。
ここにも立派なトイレがあったので、エイドに行く前に立ち寄るが、大きい方は出ない。

15091179954032.jpgエイドでは、まずはコーラを飲み、そして暖かいおにぎりをいただく。
いつもなら2個くらい行けるのだが、今日は1個がせいぜい。
ついでに胃薬も飲む。
なんとなく胃の調子が悪いような気がして、食べられないのもそのせいかもしれない。
しばらくすると、同部屋の63歳のカープユニフォームの方も到着。
他の方とも少しは会話したが、皆さん「この上りはきつすぎる」「完走だけで精一杯」なんて言ってた。
昨日の宿の会話では、終了後に温泉に行くためには14時間(午後7時ゴール)を目標にする必要があるということだったが、まあまるで無理。
正直、まーぶーもこの段階では完走確率は50%くらいに思っていた。

15091180139843.jpg沼山峠休憩所から御池ゲートまでは10キロのシャトルバス道で、走ることはできても、エイドを作ることができない。
ということで、500mlの水のペットボトルを配布しており、それを受け取ってマイボトルに注入。
なんだかんだこのエイドの滞在時間は10分5秒に及び、出発は10時56分。
36キロちょいが6時間で、残り64キロを10時間で走らなければならない。
まあ、同じペースでいいとも言えるが、なんともきついコースだ。
(つづく)

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