天ぷら御膳［魚一蓬莱吉日庵］

gotoEATなるものが話題だが、当面週末は、しまねプレミアム飲食券を使った食事がメイン。
本日のランチに予約したのは「魚一蓬莱吉日庵」で、会社からも近い地元の名店なのに、１年半来ることがなかった。
まず、この店の歴史は複雑だ。
魚一自体は、明治34年（1901年）に魚町宍道湖畔に創業。
魚一初代の名は一（はじめ） で、魚屋時代より白潟界隈の豪商に可愛がられ、その中のお一人から『魚一（うおいち）』の屋号を頂戴したらしい。
一方、「蓬莱荘」は、料亭「常乃家」として昭和元年創業。
明治時代に建てられた母屋に、昭和の初めに離れを増築し、島根県で初の「政府登録国際観光旅館」に認定された料亭旅館だったところ、平成２０年６月１日より「庭園料亭　蓬莱吉日庵」として魚一のお店としてオープン。
不思議なのは、ここは片町に平成１５年３月７日から営業しいた「郷土料理・四季の味　魚一」の姉妹店という位置漬けだが、本店は施設の老朽化により移転したまま、平成27年５月に閉店し、そのままになっている。

「蓬莱吉日庵」の敷地にも、イタリアン、バー、カフェ、蕎麦屋等色んなことをやっているが、今はこれだけで、通販や仕出しもやっているらしい。
とまあ、調べたことはともかくとして、予約した12時30分のちょっと前にお店に到着。
店の前だけならもう何度も通っている。
予約も２回くらいトライしたことがあったが、その時は満席。
昨日は電話であっさり予約がとれた。
いざ中に入ると、お店が広いのに驚く。
まあ、結婚披露宴もできるということだから、当然だろう。
1階の席に通される。
和風の旅館を改装しているわけだが、席はテーブルと椅子。
コロナのせいもあるのだろうが、席はゆったり。
庭園を眺める位置で、優雅な食事が出来そう。
早速メニューの選択。

上天丼と迷った末に選んだのは「てんぶら御膳」で、奥様は「和フレンチ御膳」。
10分くらい待ったところで、お膳はやってきた。
ごはん、しじみの味噌汁、香の物、お重に入ったおかず、というのは和風のお膳では共通。
天ぷらはエビ、魚、野菜、きのこ等で、どれもサクサクで美味しい。
庭の景色をのんびり眺めながら、ゆっくりと天ぷらをいただく贅沢な時間。
奥様の和フレンチも美味しそう。
最後はデザートとコーヒー。
ここは是非また来てみたいし、松江に来る人がいれば案内してみたいお店だ。
いつになるかわからないけど。
支払いは、しまねプレミアム飲食券＋夜市チケット（500円）。
ランチ、買い物、ジョギングだけで終わった１日だったが、なかなか満足。