清宮克幸と山本功児

早稲田大学に入った時、清宮克幸は３年生。
前年は結果的に最後となる日本選手権優勝を果たし、４年時にはキャプテンとして大学日本一。
もちろんすごい選手だったのだが、我々的には１つ下の堀越や今泉の方が印象深い。
監督としての方がカリスマ性があった。
今や伝統しか残っていない寂しい早稲田ラグビーだが、清宮監督時代は強かった。
その子供がリトルリーグで世界一になった時、「なんだ野球か」と思ったのを記憶しているが、確かピッチャーもやってたはず。
この春から話題になり、甲子園まで出てきたが、すでにピッチャーはやってないようで、強打者との評判はありつつも、西東京予選からホームランはなし。
今日の甲子園第一試合は早稲田実業と東海大甲府。
清宮は第一打席でデッドボールを受けた後の第二打席で右中間スタンドへホームランを放った。
相手投手が飲みこまれている感はあるが、あの騒ぎの中で結果を残すのだからたいしたもの。
まだ１年生だが、間違ってもハンカチ王子の真似などせず、卒業後はプロに行ってほしいものだ。
プロで活躍できるかどうかは、まだまだ未知数だが。
今年はラグビーワールドカップ南アフリカ大会。
エディージャパンは過去最強だろうが、それでも１勝できるかどうか。
2019年は日本で開催されるワールドカップ。
もしや、清宮ジャパン待望論が出るのか。
当分世間を騒がせる親子になりそうだ。
方や山本功児。
王貞治の控えの一塁手というところからスタートも、ロッテに移籍後はリー、落合とクリーアップも打った。
落合の移籍後は４番も打った。
千葉ロッテマリーンズの監督として５年間はすべて４位か５位。
山本監督就任前年には、球史に燦然と輝く18連敗をしたチームだから、それも当然か。
たいした補強は今も昔もしないし。
ただ、彼の選手起用は嫌いじゃなかった。
その後ボビーバレンタインが日本一に導き、西村徳文が３位から日本一に駆け上がっても、一番好きだったのは「山本マリーンズ」時代だったような。
今日の甲子園第４試合は福岡国際大付属と作新学院。
これまですでに２本のホームランを放っている、福岡の４番山本は値千金の先制ホームラン。
父親とは全く違うタイプに見えるが、高校生とは思えない桁違いのパワーだった。
今や日韓をまたいだお家騒動が中心話題のロッテ。
山本監督復帰で、子供も入団したら、明るい話題にもなるし、久々に千葉マリンに行く気になるのだが。
もう、そんな歳ではないか。
明後日の準々決勝第一試合は早稲田実業対福岡国際大付属。
面白い試合になりそうだ。
何年かに一度高校野球に熱くなる。