第3回比婆いざなみ街道マラニック完走記（その３）

嫌なお客さんは帰って行ったが、結果は悪く、気分は最悪。
久々にスポーツジムに行ったが、家に戻るとムシャクシャしていて、禁酒はできず。
他に書くこともなく、２日続けての完走記。
今日のところでだいたい30キロまで到達するから、これを書いたらあと３回といったところか。
まあ、60キロだと書きごたえがない。
というか、最近はフルマラソンだとほとんど記事を書いてないのだから、10キロちょっと増えただけで６回に分けて文章を書くと言うは無理があるのかもしれない。
ほとんどエイドの食べ物の話が占めてしまう。
などと書きつつ、本題に戻る。

南集会所を出ると、いよいよ田舎道。
というか車道ではない、田んぼの中みたいな道で、かつ前後に他のランナーがいなくて、寂しいったらありゃしない。
となれば、音楽を聴きながら淡々と走るしかない。
スマホだと電池に不安があるので、久々にipod shaffle。
なんだかんだもう10年くらい使っている気がする。
時間的には10時前なのだが、頭の中で考えてるのは、12時までに何キロまでとか、13時までに何キロとかいう計算。
制限時間が10時間あるとはいえ、そんなに長くは走りたくない。
５時間経過した12時だと、35キロは超えておきたい。
悪くても13時で40キロは超えたい。
そんなことを考えつつ、だんだん暑さと闘いながら、前に進む。

しばらく行くと432号線に戻って来て、やってきたのが５番目のエイド、23.8km「農家キッチンとまり」。
区間距離は3.1kmとかなり短く、記録上は１キロあたり上り10m、下り21ｍ。
ここを20分29秒で、キロ６分36秒と、やはり巡行ペース 。
このエイドのおもてなしは 「サンドイッチ」「トマトジャム＆クラッカー」。
響きからお腹にたまりそうなメニューだが、１個がとても小さい。
一人で何個も食べるわけにもいかないので、軽くつまむ程度。
それなりにお腹が減ってくる。
一応羊羹をリュックの中に入れておいたはずだが、どこにあるのかよくわからない。
このあたりも久々のウルトラマラソンで、準備が杜撰。
こんな時はコーラ補給で、このあたりからエイドの度にコーラになるのはいつものこと。
滞在時間は２分と短め。

農家キッチンとまりを出てからは、かなり辛かったと記憶している。
しばらく走ると松江自動車道の高野インターのそばを通る。
事前に確認したおぼろげなコースの記憶では、高野インターを越えて、しばらく走ると折り返すはず。
ただ、その「しばらく」がどれほどなのか把握していない。
高野インターを越えると、りんご園があらわれた。
気付くと、一面りんごの木で、たくさんのりんご園があり、りんご狩りができたり、りんごが買えたりする。
そんな光景を写真に撮ろうと思いつつ、１枚も撮らなかった。
りんごの景色はそれなりにいいのだが、心情的には早く折返しが来て欲しいということ。
結局明らかな折返し位置はわからなかったが、お日様の位置でなんとなく折り返したことを実感。
コースとしては一番西まで行って折り返したのだが、まだ半分に達していないことが不安。
それでも川沿いの道はのんびりしていて、まだ走れる状態だったので、気持ちよく走れたように記憶している。

そうこうしているうちにやってきたのは６番目のエイドとなる29.2km「御津女八幡神社」に到着。
区間距離は5.4kmで、記録上は１キロあたり上り15m、下り15ｍ。ここを37分55秒で、キロ７分１秒と、やや遅くなっている。
このあたりはあまり歩いてないはずなんだけど。
なんか、表示に騙されているかなあ。
このエイドのおもてなしは、「りんご」「りんごジュース」「りんごパウンドケーキ」。
「りんごパウンドケーキ」 はゴール後に、会場の食券で購入。
パウンドケーキは一切れいただいただけで、りんごジュースは小さなカップで一気飲み。
甘くて美味しい。
りんごは何種類かに分けておいているが、こういう時はどのりんごを食べても美味しい。
このエイドでは職場のメンバーとやり取り。
何度も中止になっている大山登山の実行日は本日。
ＬＩＮＥを見る限り、脱落者を出すことなく大山の頂きに上ったようだ。
そうした情報をもとに元気を出そうと思ったが、まるで伝わらない。
一応ＬＩＮＥの返信として、こちらはまだ半分にも達していないことを投稿。
とりあえず半分近くまでやってきた。
思った以上に体は元気。
この後も走り続けられればラッキーってな感じ。
エイドの滞在時間は４分47秒だった。
（続く）