確蔵 僕らの想い〜Our Spirit〜　特別純米

都道府県別の日本酒のまとめをしたこともあって、まだ買っていない都道府県の日本酒が気になる。
日曜日に籠屋に行った時は、もちろんそのことを意識してのお買い物。
久し振りにじっくり日本酒を選んでみたが、１本目は茨城県の来福とあっさり決まった。
もう１本が悩みどころで、馴染みのものを買うか、はたまたまだ買ってない都道府県をもひとつチョイスするか。
なんとなく後者に傾き、京都の蒼空とともに最後まで悩んだ末に買ったのがこの１本。
長崎県は重家酒造の確蔵 僕らの想い〜Our Spirit〜　特別純米。
まーぶーの中では長崎県は無理して日本酒を飲まなくてもいい都道府県のひとつ。
決して日本酒の蔵が多いわけではないが、鹿児島や宮崎程ではない。
酒造組合が諌早市にあるというのも意外だ。
やはり焼酎のイメージが強い県で、特に有名なのは壹岐焼酎であり、この蔵はその壱岐島にある。
実際には過去に日本酒を製造していたことがあるようだが、杜氏がいなくなってから休止してしまったらしい。
それを平成23年から再び日本酒造りを始めたとのこと。
〜蔵元案内より〜
玄界灘に浮かぶ自然豊かな壱岐島に生まれ育ち、故郷を離れ、壱岐島の良さを実感する。
故郷に戻り、國酒造りを通して『壱岐島の魅力を世界へ伝える』これこそが我が使命。
僕らの想い世界へ届け。
単に飲んだことのない県だからという理由だけで購入したわけだが、かなりの想いのつまった酒だということがわかる。
早速その日に飲んでみたが、なかなかしっかりした味わい。
風の森のようなピチピチ感、濃厚さはないし、香りもそれほどないのだが、口に含んだ甘さ、辛さはなかなかのもの。
とても最近日本酒造りを再開した蔵のものとは思えない。
やっぱり日本全国色んなお酒があると実感。
未踏の都道府県をさらに飲み進めていかないと。