オールブラックスはまだまだ遠い

昨日は味の素スタジアムで行われた日本対ニュージーランド（オールブラックス）のラグビーをテレビ観戦。
いよいよワールドカップまで１年を切った中で、日本代表も成果を出していかなければらならない時期。
そうはいっても相手がオールブラックスとなると、話が違う。
かつてワールドカップでの145失点は今もってワールドカップ史に残る最多失点記録。
一方で、その時の17得点というのも、対オールブラックスとしては最多得点らしい。
通常のラグビー中継と違って、芸能人も出て来る放送内容なのだが、オールブラックスに勝とうなんてのは無理難題。
個人的には50点以内に抑えれば価値があると思ったが、結果は31-69。
前半にトライをとったのが初めてなんてのは論外として、５トライは当然対オールブラックス最多。
トライそのものの内容も悪くないし、スクラムを中心にＦＷはよく頑張った。
問題はキック処理と、キックの使い方。
キックで裏に回られると、あっという間にトライにつながる。
オールブラックスは特にキックの使い方がうまいし、走力も高いからある程度仕方のない面もある。
しかし、こうも弱点が克服できてないと、予選で当たる他のチームも当然そこをついてくる。
もちろんＦＷが負けていなければ、そうそうキックは蹴って来ないのだろうが。
気になるのはキックの使い方。
キックパスには一部見るべきものもあったが、攻撃途中でのグラバーキックは相手にボールを与えているだけに見える。
さらにはスクラムの直後で味方ＦＷがボール争いに参加できない状況でキックを蹴ってしまい、逆襲からトライをとられたシーンはいただけない。
まあ南アフリカに勝つ可能性はあっても、オールブラックスに勝つ可能性はゼロと言っていいので、今はここからの修正に期待するしかない。
まずは予選プールでアイルランドかスコットランドを撃破（できれば両方）して決勝トーナメントに進んで欲しいし、次のアウェイでのイングランド戦はかなり重要だ。
とはいえ、プールＡ２位で日本が決勝トーナメントに進んだ場合、まーぶーがチケットを持っている10月19日の味の素スタジアムでプールＢ１位と対戦する。
プールＢ１位は９割がたオールブラックス（南アフリカの可能性も１割くらいあるが）と考えれるわけで、昨日の戦いの再現を見る事ができたらどんなに素晴らしいか。
元々そこを夢見て買ったチケットだし。
まだまだ夢を見させて欲しいなあ。