仙丈ケ岳(その2)

登山
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110923_0920~010001.jpgとはいえ山頂を目指す登山をしている以上、自分が昇る山が見えていないとテンションが上がらない。
甲斐駒ケ岳の方が何度も見ることができても、肝心の仙丈ケ岳の姿をみることできない。
もちろん事前にネットなんかで何度も姿を見ているだけに、その地点にたどりつけないのも不安になる。
それでも馬の背ヒュッテを出てから20分ほど歩くと、ついに「南アルプスの女王」と呼ばれる仙丈ケ岳の姿をとらえることができた。
手前には仙丈小屋も見え、ようやく目指すものが見えた安心感にテンションが上がっていく。
さらには前方の視界がよくなったことで、目標にどんどん近づいていく安心感がある。
さらに気分が良くなったのは、標高が高くなったことで、さらに周りの山が見えてきたこと。
残念なことに、ちょっと雲が多かったで、すべての山がきれいに見えるというわけにはいかなかったが、雲海の上から見える山々は本当に気分がよくて、自分が3000メートル級の山を目指しているということの充実感がさらに高まってくる。
しかも、道はとても整備されていて歩きやすい。
赤岳の時は上に行けばいくほど、岩場や鎖場だらけで、梯子もたくさんあったが、仙丈ケ岳は全くそんなことはない。

110923_0921~030001.jpg第二の目標地点にしていた仙丈小屋も40分ほどで到着。
ここから先はガイドでも25分で山頂に着くことができる。
実際山頂付近を歩いている人を見ることができるような距離だ。
我々も9時55分には出発し、山頂へ。
赤岳に限らず、山頂付近になると急に険しくなる山が多いものだが、この山は全く違った。
カールを眺めながら、ゆっくり進んでいくと楽しい気持ちばかり。
山の頂の向こう側が今日初めて見るはずの光景であり、それがどんなものか想像するだけで気分が高鳴る。
結局仙丈小屋から20分くらいで山頂に到着したのは10時15分。
3033メートル地点。
富士山以来の3000メートルとなった。

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