赤いベンガラの街・吹屋を楽しむ

お出かけ

【ダイエットログ】

体重 71.1
体脂肪率 21.5
朝食 納豆ごはん★味噌汁☆ロールケーキ
昼食 ヒレカツカレー[CoCo壱番屋]
夕食 アスパラ豚肉巻き★玉子とじ☆クラシック-★冷酒1☆ヨーロピアシュガーコーン
おやつ・夜食 バーボンソーダ★焼酎ロック
摂取カロリー 2383
消費カロリー 2135
体調 3:普通

高梁市成羽町吹屋地区

昨日は一応マラニックの応援ではあるが、メインは観光。
吹屋とは言ってみたが、正確には岡山県高梁市成羽町の吹屋地区。
元々銅山の開発で形成された鉱山町で、1707(宝永4)年、赤色の顔料「ベンガラ」を国内で初めて開発したとされる、由緒ある地域。
昨日最初に着いた「吹屋ふるさと村」は、岡山県下初の国の重要伝統的建造物群保存地区。
赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが整然と続く吹屋の町並みは、歩いていて気持ちいい。

日本最古の木造小学校・吹屋小学校

街並みを見て、日本最古の木造小学校・吹屋小学校(県指定重要文化財)に行ってみたが、こちらは現在入ることは出来ない。
平成24年3月末まで現役最古の木造校舎として使用していたらしいが、保存修理工事を実施していて、令和4年3月末までが工期とのこと。
工事が終わったら是非見てみたいもの。
ちなみに、マラニックのゴールは小学校の横を通り抜けた先のラフォーレ吹屋。
当然、午後に戻ってくることになる。

『八つ墓村』などの映画のロケ地・広兼邸

本格的なマラニックの応援の前に向かったのは広兼邸。
江戸時代後期に小泉銅山とローハ(緑礬・硫酸鉄=ベンガラの原料)製造を営み巨大な財を成した大野呂の庄屋広兼家2代目の元治が建てた巨大な邸宅。
1977年の松竹映画『八つ墓村』などの映画のロケ地としても知られるているらしい。
まず外観からして見覚えがある。
城郭のような雄大な石垣と母屋は実に見応えがある。
個人の家に石垣というのだから、恐れ入る。
庭園には水琴窟が設置されている。
とにかくお金があったということだろう。
この広兼邸は入場料400円だが、その他の施設も合わせた1000円の周遊券があるということで購入。

吉岡銅山笹畝坑道

その後は昨日書いた通り、マラニックの応援に精を出したのだが、たかうね桜公園の後に向かったのが吉岡銅山笹畝坑道。
吉岡(吹屋)銅山は、大同2年(807年)に発見されたと伝えられ、古書に備中の産物に関する記載があり、吹屋の銅山としての記録は、戦国時代尼子氏と毛利氏の争奪戦以来、江戸時代初期一時、成羽藩の支配下にあったが、大部分の間は、天領幕府直轄地で代官の支配下で稼いでいたらしい。
明治以降三菱金属(株)の経営となり、周りの小山を吸収合併し、自家発電所を設け、削岩機を使い精錬等の作業を機械化し、日本ではじめて洋式溶鉱炉を造り、日本三大鉱山の一つとなったとのこと。
笹畝鉱山自体は支山で、後年は地下で本坑道(坂本)と連絡し、黄銅鉱、磁硫鉄鉱(硫化鉄鉱)が産出されていて、特に江戸時代には、この地から馬の背にのせて成羽町下原の総門まで運ばれ、高瀬舟に積んで玉島港まで行き、海路を利用して大阪の銅役所へ運ばれていたとのこと。
1979年11月に一般公開されたらしいが、320メートルに及ぶ坑道をヘルメット装着の上、徒歩で移動する。
お約束の人形が設置されていて、狭い坑内の作業は辛そう。

ベンガラ館

こういう坑道は涼しくて楽しいが、まーぶーの身長よりも低い部分が多くて、ずっと腰を屈めているのは辛い。
あと入口と出口が同じで往復するというのはちょっとつまらない。
お次はベンガラ館で、吹屋地区にあったベンガラ工場跡を活用して開設されたものだが、てっきり博物館のような近代的なものと思ったら、建物の展示のみ。
ベンガラの製造工程を紹介されているのは良かったが、その後受付のおばさんのおしゃべりに付き合ってたら、これが全く止まらない。
まるで機械なのかというくらい説明が淀みなく出て来るのだが、どこで終るのかわからない。
最後は半ば強引に切り上げてしまった。
危うくマラニックのゴールに間に合わないところだった。

ふるさと村に戻って来た

最後はゴール後のふるさと村。
周遊券を最後に使ったのは旧片山家住宅と郷土館。
ここもなかなかの大富豪の家。
嘗てベンガラで栄えた街の面影がある。
2階にも上がることが出来るのだが、やたらと天井が低いのが気になった。
最後の最後は喫茶店で昼ごはん替わりのフルーツケーキを食べて、吹屋観光は終了。
4時近かったので、普通に食べるところは当然のように開いてなかった。
それでも全般的に島根県の観光地よりは人がいたような。
歴史ある吹屋の街並みを堪能し、マラニックと観光と、1日で2回分楽しむことが出来た充実の1日だった。
冷静に考えて、これだけの観光をするなら宿泊が前提だろうな。
早くコロナが終わって、じっくり観光旅行が出来るようになればいいのだが。

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