旧石橋酒造

土曜日に行った平田の「文吉たまき」「李庵」と書いてきたが、ここは元々石橋酒造という酒蔵のあった場所。
木綿街道には今でも「酒持田本店」という酒蔵がある。
土曜日もそこで一升瓶を買ってきた。
石橋酒造は出雲地区最古の歴史を持つ蔵元（宝暦2年創業）で、隣接の本石橋邸とともに木綿街道のシンボル的な建物で、本石橋家から分家し、酒造業のほかにも木綿問屋も営んでいたらしい。
当然、石橋酒造が酒造りをやめたのだが、どう調べてもそれがいつのことかはわからない。
結果的には、「酒石橋」という商業施設となったらしいが、今一つ全容がつかめない。
「旧石橋酒造」が長らく空き家となっていたのは間違いなく、木綿街道振興会の努力により維持管理されていたらしいが、そのあたりの金銭関係は謎が多い。
最終的に「たまき」が買い取ったようだし、「NIPPONIA 出雲平田 木綿街道」なる宿泊施設も出来たようだ。
これで平田が少しでも賑やかになってくれるといいのだが。
とりあえず「酒石橋」のホームページはこんな記載。
「酒石橋のかつて水運で栄えた街、雲州平田、木綿街道。往時の面影が残る街並みの中、酒蔵をリフォームし新たな商業施設が誕生しました。かつて平田の名物であった平田饂飩を提供する「文吉たまき」毎週開催の各種イベント、そして3月には中庭にカフェ＆バーもオープン予定です。木綿街道のファンの方も、まだ行ったことがない方も是非いちど足をお運び下さい。」
今年初めから記載内容が変わっていないのは気になるが、現在の姿は完成形なのか、途中経過なのか。
平田には時々行って確かめてみたいと思う。