南方 純米吟醸 ひやおろし

現在飲んでいる日本酒が、和歌山県の世界一統という会社が醸している、南方 純米吟醸 ひやおろし。
買ったのは10月31日の、なかむらやで、かなり迷って選んだもの。
どちらかといえば、消去法だった気がする。
ひやおろし、というのはあまり好んで飲もうとは思わないが、それ以前にこの世界一統という会社が気になる。
調べてみると、会社そのものは和歌山市のど真ん中にあり、南方一族が経営していて、創業者の次男が勇名な民族学者の南方熊楠。
世界一統という会社名は大隈重信が命名したらしい。
和歌山ではかなり有名な会社のようで、ローカルなテレビCMもあるらしいが、半分以上が和歌山県内に出荷されているらしく、首都圏にも来ているらしいが、見たのは初めてかもしれない。
随分と前置きが長くなったが、飲んだ感想としては悪くない。
酵母のせいなんだろうが、口に含んだ際に強い香りを感じるが、これが嫌味がなくて、広がりかたがいい。
米の甘味もしっかり感じる。
生酒でないから、フレッシュなピチピチ感を味わえないが、それでなくても十分。
ひやおろしは燗だといいのかと思っていたが、案外冷酒をじっくり口に含むのもいいもんだ。
飲み始めて１週間ちょっとだというのに、残り少なくなってきた。
次を買わないといけないし、これからの季節、冷酒用と燗酒用１本ずつは常備したい。