島根県で今年最も多い新規感染者
新型コロナウイルスの話など、あまり書きたくないが、これも最近の大きな話題だし、後で振り返るにはある程度書いておいた方がいい気もする。
本日発表された島根県の新規感染者数は45名。
過去2番目の多さになる。
去年の8月に92名という日があって、それが最多になるが、立正大湘南高校で88名の集団感染があったためで、この日が例外だとすれば、過去最多、そして今年最多ということになる。
他の県と比べればたいしたことはないように見えるが、病床の少ない島根県ではそれなりに深刻な事態。
特に県西部の病床は逼迫しているようだ。
累計感染者数は島根県が最小
単純な累計感染者数で行くと、いつの間にか鳥取県を抜いて、全国最小となっている。
つい数日前までは、全国唯一1,000人未満だったが、数日前にあっさり超えた。
現時点で少ない順に並べると、
島根県・・・1,172人
鳥取県・・・1,300人
秋田県・・・1,497人
福井県・・・2,238人
徳島県・・・2,375人
岩手県・・・2,780人
山形県・・・2,977人
となっている。
もともと人口が少ない県という部分もあるだろうが。
対象外地域はわずか
全国に目を転じると、連日の新規感染者数は2万人以上。
緊急事態宣言地域は、27日からの追加分を合わせて、21の都道府県に及び、日本の人口の75%を占めるとか。
まん延防止等重点措置は12の県に及び、対象外地域は上にあげた7県に、青森、新潟、長野、奈良、和歌山、山口、大分を加えた14県。
こうなると、日本全国どこも危ないと言って過言ではないだろうし、日本全国緊急事態宣言にしても、という声があがるのも無理はない。
まあ、実際は政治の都合でそうはならないだろうが。
やはりお盆休みの動きが原因か
ニュースによれば、今日発表された島根県の感染者のうち、20人に8月上旬以降の県外移動歴があったという。
県は盆期間の県外移動が感染拡大の一因になったとみているらしいが、当然だろう。
盆の間は他県ナンバーも相当数見かけたし、流入した分もあるだろう。
そうした意味では、まだこれから広がっていく懸念がある。
つい10日くらい前に「県は、今後のさらなる感染急拡大に備え、入院後に症状が落ち着いた患者の自宅療養を開始する方針を示した」というニュースがあった。
自宅療養者であふれている首都圏などでは考えられないことだが、つい最近まで感染者はほぼすべて入院していたらしい。
とはいえ、広い県であり、地域によって病床の逼迫度合いは異なる。
まだまだ油断出来ない日々が続きそうだ。
ワクチン2回接種者が広めていないのか
全国的には学校の新学期に関するニュースが多い。
ワクチン未接種の子供から家庭内感染が広がっていくことが懸念されているらしい。
まあ、当然といえば当然で、夏休みの延長を行うところも多いようだ。
個人的に気になるのは、ワクチン2回接種者の動向。
未だに諸説あるが、ワクチン2回打っても、感染しないことはないだろうし、他人にうつす危険性はあるだろう。
それが未接種者に比べて少ないのかもしれないが。
ただ、2回接種者で動いている人がいること、感染した場合無症状または症状が軽いので、感染者と認識されないことが不安。
感染者になると会社等周囲に迷惑という理由で、軽い症状でも働き続ける人もいるだろう。
「2回接種したから自分は重症化しないので安心」という人が一番怖い。
いつまでたっても不安が解消されない。
終わりの見えないこの状況はいつまで続くのか。
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