三瓶自然館サヒメル

島根県立三瓶自然館サヒメル

土曜日、男三瓶山に登り、三瓶バーガーを食べた後に向かったのが、「島根県立三瓶自然館サヒメル」。
こういう名前の施設が三瓶山の麓にあることは知っていたが、なんとなくスルー。
だいたい自然をテーマにした施設って、退屈するところが多いので、あえて行こうという気がしなかった。
島根プレミアム観光券が利用できることも知っていたが、わざわざ行くような距離でもない。

学芸員のとっておき

ところが、このサヒメルに奥様が興味を示した。
春の企画展「学芸員のとっておき～秘蔵標本から最新研究まで～」というのが、気になったらしい。
「朱色の羽が美しいアカショウビンの移動経路や越冬地など、9年間にわたる追跡調査について紹介」なんてのは、まさにツボにはまるところなんだろう。
それでも、土曜日はサヒメルの全容がわからないまま、三瓶に着くなり館内へ。
先にサヒメルを見て、ハンバーガーを食べてから三瓶山に登ってもいいかとも思っていたのだが、受付の方に聞いたら、見て回るのに１時間はかかるという。
そんなわけで、最後にやってきたのがサヒメルで、これなら時間はたっぷりある。

つい最近リニューアルしたばかりだった

まず最初に見たのが、大迫力の音と映像が楽しめるシアタールーム「火山時空シアター」で、これ本当によく出来ているし、お金もかかっている。
それもそのはずで、サヒメルは2019年11月11日から大幅改修工事で休館して2020年6月1日にリニューアルオープンし、本館の１階・2階・新館4階の展示施設がリニューアルしていて、シアターもそのうちの一つ。
AR技術を取り入れスマートフォンやタブレットでリアル解説動画を見る、なんてことも出来るようだが、そこまでは利用しなかった。

充実した展示にプラネタリウムまで

お目当ての企画展も興味深く、学芸員の仕事が面白そう。
日にちを選べば、そうした学芸員の声を聞くことが出来たようだ。
奥様はまた三瓶に来て、アカショウビンを見る気満々だし。
新館４階の三瓶・島根の自然の展示も分かりやすく、埋没林も迫力があったが、３時からプラネタリウムが始まるので、少しすっ飛ばしてしまった。
そのプラネタリウム、実に久しぶりだったが、たまにはこういうのも面白い。
ただ、ナレーションの声が心地よくて、ついウトウト。

サヒメルは30周年

館内には約２時間滞在したが、また立ち寄ってもいい気がする。
入場料はリニューアルした際に、従来の400円から600円に値上げされているが、十分にその価値はある。
ちなみにサヒメルはこの秋30周年を迎えるようで、ずいぶんと派手に宣伝していた。
しっかりとした学芸員の研究やイベントも充実しており、これからも愛され続けて欲しい施設だと思う。