バスで広島へ

広島といえば、言わずとしれた中四国最大の都市。
松江にないものも色々あるということで、早いうちに行きたかったが、８月は台風で中止に。
今日明日なら今回の台風は乗り切れるという、ちょっと危ない計画。
そもそも過去に広島に行ったとなると、大学３年の１日にほぼ限定される。
10年ほど前に仕事で行ってはいるが、市内で何かしら広島らしいものを見た記憶はない。
こうしてみると、じっくり広島に行くのはほぼ初めてと言っていいし、奥様は本当に初めて。
交通機関はバス。
車を運転してもいいのだが、どのホテルも駐車料金は高いし、街中を車で動けるとも思えない、。
松江からの高速バスはほぼ松江駅発着だが、広島行きの一部はしんじ湖温泉駅からも出ている。
朝から少しのんびりし過ぎて、８時50分発のバスに飛び乗ると、あとは座っているだけ。
江の川のパーキングで１度休憩したが、ほぼ予定通り12時に広島バスセンターに到着。
バスの座席は４列シートで、決して広くはないが、前後のスペースに余裕があり、まずまず快適。
往復７千円だから、これはありかな。

１度ホテルに荷物を置くと、まずは昼ごはん。
広島といえばお好み焼きだが、それは夜にお酒と一緒に。
東京に普通にあるようなチェーン店がやたらと目につく中、思い付きで入ったのが「たか福」なる和食のお店。
ほとんどの人が注文するだろう「昼膳」を食べたが、質も量も価格も素晴らしかった。
昼食のあとは、今回の旅行の主目的とも言えるショッピング。
広島三越、地元の福屋、パルコ、広島そごうと渡り歩いたが、やはり松江にはない賑わい。
結果的にそれほど大きな買い物はしなかったが、広島に来たら買えるものがあるとわかっただけでも良かったのだろう。
最後のそごうではさすがに歩き疲れてケーキセット。
天気が悪いから松江にいても走らなかっただろうが、動かない割に食べてばかりでカロリー過多。
広島城と原爆ドームだけは見たあと、本通というアーケード街を通ってホテルに入ってチェックイン。
カンデオホテルという新しいホテルに泊まったのだが、フロントが13階にある不思議なホテル。
土曜日泊なので、素泊まりの割にはそれなりの価格。

１時間ちょっとホテルで休んだ後は、いよいよお好み焼き。
店のあてはないが、とりあえず賑やかな胡町あたりを歩けばなんとかなると思ったら、さすがに甘かった。
夜の街は人出も車の量も多い。
有名店になど入れるわけもないが、前回会社の先輩に連れていってもらったお店にも外に待っている人がいる。
歩いて店を探すが、風俗店もある地域のようで、なかなか危険な雰囲気。
目についた「八昌」という店に飛び込んだら、カウンターには座れた。
贅沢は言ってられないし、奥様は鉄板から直接お好み焼きを食べれないだろうし。
お好み焼きを１人１枚食べるほど若くはないので、ふたりで１枚をシェア。
あとは、牡蠣焼き、がんす、イカ鉄板焼、しらすおろしと注文したが、すぐに次々とやってくる。
飲み物も生ビール２杯とチューハイは簡単になくなり、わずか40分くらいで、それなりの支払い。
お好み焼き屋は儲かるだろうなあ。
久しぶりの都会だったので、もう少し夜の街を堪能する予定だったが、ちょっと疲れたので、寝る前に飲み食いするものだけ買ってホテルへ。
明日は台風が近付いているが、朝の早いうちに宮島へ。
逃げ切れるかな。