じゃんく麺［てやん亭］

柴崎駅までの途中、商店街とも言えないような、数件のお店の一角に、本日の最終目的地「てやん亭」がある。
今やつつじヶ丘の人気店である「柴崎亭」が数年前にオープン。
つつじヶ丘移転後は「武州」という店が場所を継いだ。
武州も悪くはないと思ったのだが、長続きせずに閉店。
この４月からオープンしたのが、この「てやん亭」だ。
二郎インスパイア系ということで、それだけでもハードルが高いのだが、夜しかやってないということで、なかなか行く機会がない。
オープン当初にネットで見た記事では「近々昼の営業も開始する予定」とあったが、まるでその気配はない。
こうして訪問を先延ばしにしており、今朝も一度検討してあっさり見送ったが、ここまで他の店にふられたのだから、今日は「てやん亭」の日なんだろう、ということで決心したのは多摩川の橋の上。
まだ店までは３キロ近くある。
もともと走っている途中にラーメンを食べる予定だったから、この段階での空腹は想定していない。
もう10キロ近く走ってるのに、飲み物だって余った紅茶を少し飲んだくらい。
早くラーメンを食べたい一心で走ったわけだが、案外いいトレーニングになったかもしれない。
そして、９時７分にようやく「てやん亭」にたどり着いた。
なんとも入りにくい外観だ。

汗が引くのを待つこともなく入店。
カウンター８席だけの店内に先客は１名。
まずは自動販売機で食券を買うが、基本の「じゃんく麺」にすることは決めている。
あとは普通の250グラムにするか、小の125グラムにするかで、小なら有料トッピングがひとつ付けられる。
まあここまで走ってきたんだから、たっぷり食べれるだろうと、普通を選択。
無料トッピングは 「野菜」「きざみ玉ねぎ」「ニンニク」「あぶら」「魚粉」「辛玉」の中から、「野菜」「きざみ玉ねぎ」「辛玉」 を選択。
店のなかには、「麺の量が多い」ことに対する張り紙があり、一瞬「さぶろう（朗朗朗）」の恐怖を思い出しつつ、着丼を待つこと７分くらいで「じゃんく麺」はやってきた。
なかなかの外観だが、食べれない量でもなさそう。
早速食べ進むが、太い麺に濃い目のタレが絡んで、なかなか美味い。
まぜそばなのに、混ぜるのが難しいという難点はあるが。
時々出し汁を注いだり、辛玉を混ぜたりしながら味に変化をつけて食べ進むと、案外あっさりと完食することができた。
これはもう一種類の「うま辛麺」にも挑戦してみたいものだ。
お客さんも時おりやってくるので、そこそこ繁盛はしているようだが、いつまでもつかという心配はつきまとう。
食後は家までのんびり歩き、お風呂にどぼん。
いつもは風呂上がりにたっぷりアルコールを飲むのだが、お腹いっぱいなので、まずはコーヒー。
母親がくれたお菓子がつまみに最適なのだが、結局寝る前までおなかは空かなかったので、本日はノンアルコールデーに変更。
いずれにせよ、充実した早帰りデーの夜。