ぐるっとパスで東京都庭園美術館
本日はぐるっとパスの日。
有効期限からして、この3連休が最後だし、この3連休も奥様と一緒に動けるのは今日くらい。
結局あまり使っていないので、まだ行ってない施設がいっぱいあるのだが、行先は庭園美術館と決めている。
前にぐるっとパスで行った時、アール・デコ様式の建物の印象が良くて、また行きたいと思っていたから。
事前予約制らしい
新宿から山手線で目黒駅へ。
目黒駅に降り立つのは随分久しぶり。
昼時だったので、まずはランチをした後に、庭園美術館までゆっくりと歩く。
そして、入口で目に飛び込んで来たのが「事前予約制」の文字。
これは想定外で、慌ててスマホから予約しようとしたら、サイト上でぐるっとパスなら予約対象外であることを知る。
結果すんなり入れて、長いアプローチを経て、美術館へ。
現在開催されている展覧会は、「旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる」というもの。
旅と想像/創造
イントロダクションは、庭園美術館の本館建築に大きな影響を与えた朝香宮夫妻の100年前の欧州旅行。
各部屋を巡りながら、1920年代の旅風景を美術工芸品と資料でたどるのは、しっくりくる。
しかし、その後の展示は微妙。
ある個人コレクターの鉄道資料蒐集の旅、そして現代アーティストたちによる旧朝香宮邸をめぐる作品を、建築空間を生かしたインスタレーションによって紹介する、ということなのだが、今ひとつよくわからない。
やっぱり現代美術は難しい。
目黒区美術館へ
全般的に美術館は混んでいた。
なので、カフェで休むことも出来ず。
庭園も前来た時より混んでいて、じっくり見ることなく、さーっと流して退散。
問題はこの後で、今日1箇所では寂しすぎる。
近所の松岡美術館にするか、目黒駅まで戻って、目黒川沿いの目黒美術館まで歩くか。
暫し悩んだ末に「フジタが目黒にやって来た 」というキャッチから、藤田嗣治の作品が見れると期待して、目黒美術館まで歩くことに。
目黒というのも、そうそう来るところでもなく、街並みを見るのは楽しいもの。
藤田嗣治ほわずかだった
庭園美術館から20分くらいで目黒美術館に到着。
受付はぐるっとパスで簡単。
ここは2階に展示があるが、あまり広くない。
そして、今回の展覧会もキャッチだけ先に書いたが、正確な展覧会名前は、「コレクション解体新書Ⅰ フジタが目黒にやって来た ―作品収集のあゆみ―」というもの。
つまり、藤田嗣治の作品はほんの一部て、あとは目黒美術館がどのようにして、所蔵品を集めてきたか、というのがテーマ。
少しやられた感はあるが、こういうのも大事。
公営の美術館の場合、寄贈も多い。
買うにしても予算に限界がある。
そんなことを実感したというか、勉強したというか。
東京は奥が深い
1階にもどって、カフェで休憩。
カフェという表現は違うがもしれない。
チョコレートのついた紅茶が220円。
あとは帰るだけだが、ルートを検索して、渋谷駅までバス。
おかげで帰宅は楽チン。
たぶん今年のぐるっとパスはこれで終了。でも、改めて色んなところに行くのは楽しいと実感。
車を使わなくても、電車にバスを加えれば色んなところに行ける。
東京は奥が深いなあ、とすっかり田舎者気分。
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