出雲蕎麦の名店「ふなつ」へ
何の予定もない日だったが、ふと思い立って地元の出雲蕎麦の名店へ。
「中国山地蕎麦工房 ふなつ」というお店で、家からも歩ける距離にあるのだが、未訪となっていた。
人気店ということで、休みの日にふらっと行っても入れそうにない。
一応営業時間は15時までということになっているが、だいたいその前に売り切れて終了だそうな。
休みの日は出足が遅く、だいたい昼ご飯は13時半くらいなので、なかなか機会がない。
駐車場の台数も少なそうだし。
平日にまーぶー独りで行くことは簡単だろうが、奥様もずっと行きたいと言っていたお店でもある。
昨日ラーメンを食べた帰りに車で通りかかったら、営業中のように見えた。
混雑する12時を過ぎる前に行けば、なんとかなるのではないか。
「天ぷら割子そば」を選択
予定通り11時45分くらいにお店に到着。
駐車場が2ヶ所あるのだが、1ヶ所目は満車(3台しかないが)で、2ヶ所目はギリギリ停めることが出来た。
入店すると、まだ満席ではなくて、なんとか席を確保。
その後もお客さんがどんどん入ってきて、常に待ちの人がいる状態。
ちなみに、お店は明日からお休みということで、ギリギリセーフだった。
早速注文。
殻付きで挽いた冷たい蕎麦は割子そば、殻を除いて挽いた冷たい蕎麦はざるそば、温かい蕎麦は釜揚げ、という中からの選択。
ここはやはり、殻付きで挽いた蕎麦。
ようやく入れたお店だし、ここは贅沢しようと、天ぷら割子そばにしてみた。
1,500円ということだが、なんか観光地に来たような気分で、強気になってしまう。
奥出雲産の蕎麦
注文が終わったところで、店内を見回す。
ちょっとした古民家風。
我々の席の隣には雑然と本やファイルが置かれていたりするが、全く不快ではない。
気になるのは「本日の蕎麦」という貼り紙。
その日に出す蕎麦の産地や作った人が紹介されている。
そもそも、この店の蕎麦はすべて契約した農家のものらしい。
ここまでこだわりのある店は貴重。
今日の蕎麦は「イノカイチソバ」で奥出雲町大馬木とか。
当然産地によって蕎麦の特徴は違うわけで、それぞれの蕎麦に最適な蕎麦打ちをしているらしい。
実際の蕎麦畑の写真も飾ってある。
奥出雲なんて冬は雪で閉ざされているわけで、ちょうど今くらいに撒いた種から、10月に蕎麦が収穫されるらしい。
もっちりした十割蕎麦を堪能
色んなものを読んでいるだけで期待が高まる中、我々の蕎麦がやってきた。
3段の割子、天ぷら、そば揚げ餅、蕎麦湯、ぜんざい、が並んでいる。
まずは温かいうちに、そば揚げ餅。
もっちりした食感がたまらない。
早速割子の1枚目。
これは驚いた。
十割蕎麦はボソボソしているイメージがあるのだが、もっちりしていて、味も濃い。
これなら3段の割子だけで幸せになれるが、さらに天ぷら。
舞茸をはじめに、野菜、海老、穴子と言うことなし。
十割蕎麦を堪能した後は、残った汁を蕎麦湯に入れて頂く。
締めはぜんざいで、これまた上品な甘さ。
今後は月イチで通いたい
これは1,500円の価値はあるし、GOTO食事券なら実質的1,000円の負担。
この店にこれまで来てなかったのは、勿体ないなあ。
今後は月イチ位で通いたいし、ざるそばや釜揚げも経験したい。
実に満足な昼ご飯。
その後は買い物くらいしかしていないが、この昼食だけでちょっとした旅行気分。
盛り上がって、夕方には久しぶりに10キロ以上のラン。
いい1日になったが、明日は大雨の予報。
奥様は仕事なので、ゴルフの練習でもしようと思ったが、それも難しそう。
走れるわけもなく、家でダラダラするしかなさそうだ。
コメント