８のつく日はたこ焼き[頑固蛸]

たこ焼きという食べ物の位置づけは難しい。
１パック食べればそれなりのカロリーはあるが、これが昼ごはんになるかと言えば難しい。
もともと屋台で買って食べるおやつのようなものだし、仮にお好み焼き屋のようなお店でたこ焼きだけ食べるということもない。
関西人は家にたこ焼き器があるというのはよく聞く話だが、関西出身のまーぶーだが、実家にたこ焼き器があったのは一瞬だったし、まーぶーはほとんど作った記憶がない。
実際のところ、関西に住んでいた時に屋台で買った記憶もほとんどない。
だしにつけて食べる明石焼きなら専門店があって、何度か食べた記憶はあるが。
銀だこのようなチェーン店が増えてから、全国的にたこ焼きの消費は伸びたと思うが、一般的には昼ごはんにはならないだろう。
昼ごはんの定番となっているココリア多摩センターの地下なのだが、フードコートが出来る前はお弁当を買う人が中心で、そのお弁当を食べるコーナーが何ヶ所かあった。
それがフードコートが出来ると、なんとなくフードコートの座席でお弁当を食べるのは気がひける。
そんな中、何故かたこ焼き屋があって、そこには数席食べるスペースがあり、見たところほぼ誰も使っていない。
たこ焼きは買っても持ち帰って食べるということなんだろう。
今日も出遅れてフードコートに行くと、はなまるうどんは過去最高に近いような列が出来ている。
すっかり出鼻を挫かれたところで、以前から気になっていた「頑固蛸」というたこ焼き屋で食べてみようと向かってみた。
すると、8のつく日は特売日らしく（イトーヨーカドーのハッピーデーのようだ）、ソースたこ焼きが普段500円のところが、350円だという。
もともと500円というのも驚きだが、なんとなくお得感からソース味を注文。
ほぼ貸切の食事スペースでアツアツのたこ焼きを食べるのだが、やはり昼ごはんという感じがしない。
わずか数分で食べ終わると、売場の方は10人近い列で、ちょっと優越感。
ただ、さすがに腹持ちは悪く、４時前にはお腹がすく始末。
8のつく日なら再度食べてもいいような、そうでないような、やっぱり不思議な昼ごはん。