内容はともかく、日本が決勝トーナメントに進出

昨日も今日も、たっぷりワールドカップサッカーを観た。
グループリーグの最終戦ということで、中には最終戦を待たずに決勝トーナメント進出チームが決まっているグループもあれば、全てのチームに可能性が残されているグループも。
２試合が同時に行われるので、もう１試合の展開を見ながらゲームを進めるということもしばしばあるが、あまりプレーそのものを堪能するという感じではない。
昨日の韓国対ドイツ、そして今日の日本対ポーランドは何れもそんな試合だった。
結果的に、韓国とポーランドが３試合目にして初勝利を挙げたが、ポーランドは最初から決勝トーナメントに進むことは不可能で、韓国もほぼ絶望的。
しかし、結果的に対戦相手のドイツは決勝トーナメントを逃し、対する日本は「フェアプレーポイント（※警告は－1、警告2枚の退場は－3、一発退場は－4、警告のあとの一発退場は－5）」の差で決勝トーナメント進出。
しかも、最後はセネガルが同点に追いつくリスクを捨て、あと１点取られるリスクを最小限にするためにボール回し。
これを博打というのかどうかはよくわからないが、まあ結果が全てなんだから、きっと正解なんだろう。
会場はブーイングだったそうだが、そりゃそうだろう。
今来年のラグビーワールドカップのチケット抽選待ちだが、１試合当たればラッキー。
その１試合であんなプレーは見たくない。
まあラグビーだと難しいかもしれないが、蹴らずにマイボールをキープすることはできるから、あり得なくはない。
グループリーグというのは一発勝負ではないから、「フェアプレイ」というものと相容れないのか、もともとワールドカップの地元客などお呼びでないのか。
そんな後味の悪いプレーはともかく、一番弱いと思われたチームが決勝トーナメントに進んだのは立派だし、次のベルギー戦は言うまでもなく圧倒的不利。
少しでも長く楽しめるわけだし、「ひょっとして」という気持ちを持って応援できるだけでも日本のファンは幸せ。
西野という監督は、やはり何か持っている、というか今が旬の男なのかもしれない。