井口にしびれた

あまりのマリーンズの弱さに、早々と興味を失っていた今年のプロ野球だったが、今日は井口の引退試合で、ＢＳで中継もあるということで、久々にテレビ観戦。
しかし試合は淡泊で、８回まではソロホームラン１本で、中盤にあっさり逆転を許す展開。
１－３のまま負けるのかと思いきや、９回にその井口の同点２ラン。
いくらストレート１本とはいえ、相手は守護神の増井。
やっぱりスター選手というのは違うなあ。
久しぶりに野球で興奮した。
直近の野球観戦となる昨年４月のゲームでも、井口の一発で勝ったもんなあ。
延長サヨナラで勝ったことは引退試合としてはめでたいことだが、そんなスター性のある選手が抜けた後のマリーンズはボロボロというのが、当面の心配事。
伊東監督は辞任し、涌井はチームを出て行きそう。
そんな中で、井口が次期監督になるというのが既定路線らしい。
彼の19年のキャリアで、結果的にはマリーンズが１番長くなったし、そもそもメジャーから戻ってきて、ホークスではなくマリーンズに入団したというのも、将来の監督の椅子もセットということだったんだろう。
「将来の」ということは否定しないが、現役引退即監督はさすがに厳しかろう。
ジャイアンツの高橋由伸にしても、あれだけ資金的なバックアップを得ながら苦しんでいる。
口先だけでたいしたバックアップが期待できないマリーンズでは更に厳しそうだ。
近年の引退試合で印象にあるのは、初芝、里崎、サブロー。
そういったメンバーを差し置いても井口なのか、井口に泥をかぶらせて良いのか。
井口は泥をかぶる覚悟があるのか。
正直なところ、井口が監督断ってくれないかなあ。
引退試合で気持ちよく興奮したあとは、そんなつまらない不安感だけが残る。