旧甲州街道ラン７回目前半(笹子駅～駒飼宿)

11月26日から中断していた甲州街道ランを再開。
当初は12月～１月で下諏訪まで行こうと目論んでいたが、12月初旬に腰を痛め、笹子峠も雪で覆われたらしいので、断念。
この３月～４月はウルトラマラソン対策の一環として実行。
７時ちょっと前に家を出て、稲田堤、立川、豊田と乗り継ぎ、豊田始発の中央線普通電車で笹子駅へ。
相変わらず高齢の登山者が多い。
笹子駅のトイレでスッキリすると、駅の前に警察官。
なんでも、遭難者が絶えないので、登山者に注意喚起しているらしい。
ご苦労様です。

今日最初の難関は笹子峠越えで、駅から走り出したところからダラダラの上りが始まる。
まだ体も慣れてなくて、ほとんど歩くようなスピードで、何人かの登山者を追い抜く。
やがて笹子峠に向かう20号とおさらばして左折して県道日影笹子線へ。
上り坂をゆっくり上るが、車道なのでそれほど傾斜をきつくない。
しばらく坂道を登って行くと、左側に笹子峠自然遊歩道看板が立っている。
この道が旧甲州街道で、ここでしばし舗装された県道と分れ、山道を進む。
さすがにここは歩くが、それでも思ったほどの傾斜ではない。
10分もしないうちに、県指定天然記念物笹子峠の矢立の杉。
何枚か写真を撮って、少し登ると県道に再合流。
のぼりが何本かたっていて、杉良太郎の歌碑もあるが、周囲には人気なし。

ゆるゆると20分走る間に一人だけ登山者を追い抜かし、笹子隧道入口。
トンネルの向こうに光が見える。
この笹子隧道の上に笹子峠があるはずで、標識に沿って進むが、あまりにも急でちょっと登れないような道。周囲を探すが他の道も見当たらない。
ネットで再度調べようと思ったら、当然圏外なので、他に情報を得ることもできない。
甲州街道最大の難関である笹子峠の地は踏んでおきたい気もするが、走っている以上すべてを網羅することはできたいと思い直し、ここは諦めることにした。
真っ暗な笹子隧道は車１台がやっと通れる狭さ。
車同士は当然無理として、車と人のすれ違いも危ないような。
もちろん通行止めなので車が来る心配はなく、走れば１分ちょっとで向こう側へ。
出口は雪に覆われていて、ここも笹子峠につながる道はわからない。

トンネルから県道を100ｍほど下り左側のガードレールが切れているところに、
「甲州街道峠道」道標があり旧甲州街道はここから入り、県道清水橋まで下る。
この山道はなかなか楽しい。
途中迷いそうなスポットもあったが、気持ちよくトレイルを下ることができる。
清水橋から再び県道になるわけだが、この延々と続く下り坂が辛い。
奥熊野もこんな道はあるんだろうが、退屈だしスピードも出したくない。
淡々と進むが、人っ子一人いないし、民家も見当たらないまま30分近く下って、ようやく天狗橋で、人里に帰り着いた感じがした。
時間的には11時30分を過ぎていて、そろそろ食料を補給したいところ。
駒飼宿の中を通りつつ、お店を探すが、コンビニどころか商店も見当たらないまま、20号へ。
（後半に続く）