アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界
3連休明けはひどい1日だった。
昼ご飯すら食べる余裕がなかった。
まあある程度予想していたことだから仕方ない。
ということで、話題は3連休に遡る。
今日の話題は、日曜日に府中市美術館に行ったこと。
「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」というのがその展覧会の名前で、この3連休に始まったばかり。
2度目の府中市美術館
美術館のホームページに出ている解説は次のようなものとなっている。
世紀末パリを彩るポスターの数々を生んだデザイナー、そして、壮大なテーマを重厚な油彩で描き出した画家。
ミュシャ(1860-1939)は、二つの顔を持つ芸術家だと捉えられています。
しかし、その両方に貫かれているのは、どんな素材を扱っても「ミュシャ風」にする圧倒的な造形力です。
本展では、版画、油彩画に、貴重な下絵なども交えながら、ミュシャ最大の魅力である造形の力を紐解きます。
ミュシャのポスターのデザインは、まーぶーも奥様もお気に入り。
なのでこの展覧会を楽しみにしていた。
府中市美術館に来るのは2度目。
少し駐車場が離れているのが難点だが、駐車場があるだけマシと言える。
展覧会の入場料は1000円。
一応まーぶーは京王パスポートカードを持っていたので800円になった。
入場券を買って早速2階の展示室。
ミュシャの世界を堪能
展覧会は3章に分かれている。
それぞれの章の表題は忘れてしまったが、第1章はサラベルナールのポスターでミュシャが有名になってから、様々なポスターや缶のデザインといった商業的な面を見せているものだったと思うが、これが一番わかりやすい。
第2章になると、制作の過程や油絵といったものが増えてくる。
ミュシャは成功を収めたパリを離れ、アメリカ経由でチェコに戻っている。
その民族的な活動は当然評価されるべきものではあるが、やはり油絵としてのミュシャは分かりにくいような気もする。
そして第3章で、ここでは大きな2枚の油彩《ハーモニー》、《クオ・ヴァディス》を中心に構成されているのだが、それまでの2章に比べると、何か唐突なような大味なような。
その辺りはまだまだミュシャの理解が足りないということか。
1時間くらいで特別展を見終わると、コレクション展も20分ぐらい見て回る。
特別展がそこそこの入りだったのに比べれば、お客さんはまばら。
まあ特別有名な作品があるわけでもないから、こんなもんだろう。
芸術の秋、まずまず充実していたと言えよう。
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