ゴールデンウィークは長い距離を走るチャンス
毎年ゴールデンウィークには長い距離を走っていた。
恒例の多摩川ランは一部参加でラーメン食べて帰ってたけど、最近は「関東ふれあいの道」で、山を中心に30キロ前後。
たぶん、これといった練習をしていないまーぶーがウルトラマラソンを完走出来るのは、たまにはまとまった距離を走ったり歩いたりしているから。
宍道湖一周ランが気になっていた
この10連休は松江に来てから一番走れてはいるが、まとまった距離は走っていない。
どこなら長い距離を走れるかということもよくわかっていない。
気になっていたのは宍道湖一周。
宍道湖一周駅伝はリレーだし、少し大回りだから60キロ以上ある。
でもFacebookで見つけた地元のランニングクラブによると、一周は47キロらしい。
まあ、休み休みなら走れない距離ではない。
ちなみに、このランニングクラブの宍道湖一周ランは5月3日で、奥様の誕生日なので、さすがに乱入することはなかった。
もちろん、そんな地元の集まりに参加するのはハードル高いが。
そして、宍道湖一周ランに挑戦
そして、今日まとまった距離を走ろうと思った時に考えたのは、やはり宍道湖一周。
しかし、ここ数日は気温が高く、今日の予想最高気温も26度。
普通に考えて50キロ前後の距離を走るのは無謀。
ただ、例のランニングクラブの情報によると、27キロ走れば一畑電車で帰ることができるという。
てなわけで、走りきる可能性は10%くらいと思いつつ、7時30分に出発。
まずは1.5キロ走って宍道湖畔へ。
ここに戻ってくる可能性は低いと思いつつ写真をとる。
気温はまだ高くないが、直射日光は厳しい。
玉造温泉まではまずまず快適
左手にしんじ湖温泉を見つつ、宍道湖大橋へ。
大橋で右折するが、このあたりは夕日ランを含めて何度も走っている。
県立美術館まではランナーも多い。
県立美術館から夕日スポットまでは何度も走っているから、慣れたもの。
太陽は夕日とはまるで逆の方向にあるから、なんとも不思議な気分。
ここからは車では何度も通っているが、ランでは初めて。
乃木地区あたりまでは走りやすかったが、宍道湖畔の9号沿いはあまり走りやすいとは言えない。
歩道が湖と逆側にあることが多く、時には歩道がない部分も。
玉造温泉くらいまでは道もよくわかっているつもりだったが、車とランはやはり違う。
もっと早く来るかと思ったが、これがなかなかやって来ない。
お店も自動販売機もない
そして、玉造温泉を過ぎると、急に店がなくなる。
元々自動販売機のない場所は多いと踏んでいたので、家からボトルにスポーツドリンクを詰めて持参していたが、10キロも走らないうちに空っぽ。
それでも自動販売機くらいすぐに見つかるかと思いきや、見つかるのは道路の反対側ばかり。
走っている隣は山陰本線の線路なので、建物もない。
結果、日影がないからやたらと暑い。
ドリンクがなくなってから3キロくらい走ったところで、ようやくコンビニの看板。
スタートから2時間、19キロちょっと走ったセブンイレブンで初の大きな休憩。
ここでコカコーラを補給したのだが、ちょっと食欲はなくて、食べ物はなし。
今思えば、ここは塩分補給が必要だったか。
9号線と別れて宍道湖西岸を北上
コンビニ休憩は10分くらいで再び走り出したが、ちょうど出雲縁結び空港が見える地点。
宍道湖を一周するのに邪魔になるのはこの空港で、当然横切ることはできないから、大回りしないといけない。
まずは湖を北上する地点まで3キロほど走らないといけないが、広島方面との分岐は横断歩道すらなく、車道を横切る。
休んだ直後というのはだいたい走りが鈍るもので、この辺りはスピードも落ちてくる。
9号線と別れて、分岐点を北上すると、更に走りはしんどい。
ここから湖畔北側の道路にぶつかるまでは、どう考えてもお店はなさそう。
湖とも離れているから、景色も良くない。
精神的に一番きつい部分だ。
北上を終え、ゴールに向かって東進開始
2キロほど走って自動販売機を見つけると、スポーツドリンクを購入。
さらに2キロほど走ったところで日影を見つけると、座り込んでガッツリ休憩。
ここでかなりの空腹を感じるが、何も持ってないし、当面店はなさそう。
この辺りではどこで電車に乗るかということばかり考えていた。
ようやく走りだし、次の目的地はゴビウスという湖畔の施設。
これがなかなか見えてこないわけで、ようやく案内が見えたと思ったら、一畑鉄道の線路。
もっと近道があるはずなのに。
その先を右折して、宍道湖畔を東に向かう。
形の上ではゴールの松江市内に向かっている。
残りの距離と暑さに負けた
しかし、直後の道路で「松江20キロ」と「26度」という気温が同時に見えて、更に戦意喪失。
既に29キロ走っているわけで、距離的には十分。
そこから1.5キロほど走った園駅で、道路を横切って駅舎へ。
自動販売機でカルピスソーダを買いつつ、時刻表を見る。
頻繁に走っている電車ではないから、最悪1時間先の可能性はあるが、あと30分くらいで電車はある。
この段階では少しだけ元気があって一周完走も考えつつあったが、冷静に考えて二駅先の一畑口で電車に乗るのが有力。
再び走り出したが、ここから何故か少しだけ元気が出てきた。
左へ行けば一畑口というところで、少し真っ直ぐ行くとローソン。
まずはローソンに入って食料の補給。
昼ごはんを食べて、栄養補給をすれば残り17キロは歩きながらで3時間くらいのはず。
しかし、ここで再び冷静に考えて、この炎天下を3時間も歩くと明日以降使い物にならなくなる可能性もある。
直近の1キロも元気はあったが、楽ではなかった。
これをあと17回も繰り返せるのか?
冷静さが勝り、ガリガリ君だけ購入。
今シーズン初のガリガリ君がこんなかたちになろうとは。
一畑電車で戻る
気を取り直して一畑口の駅へ。
自動販売機で切符を購入すると、3分後にやってきた電車に乗って、一路しんじこ温泉駅へ。
駅からは少しだけ走って、家に着いたのは12時30分くらい。
丸1日使っての冒険のつもりだったが、さすがに暑さには勝てなかった。
でも、当面レースがあるわけじゃなし、34キロも走れば十分だろう。
途中「こんなんでウルトラマラソン走れるか」と思ったこともあったが。
家に戻ると、お腹が空いていたので、奥様と昼ご飯へ。
昨日たまたま見かけた「かぶりつきチャーシュー」の看板にひかれて、ラーメン屋へ。
結局肉の塊に怖気づいて普通のチャーシューメンにしたのだが、バーナーでチャーシューを炙っていた以外に特色はなく、麺も平凡でがっかり。
まあ、こういうこともある。
体に大きなダメージがなかっただけ、よしとしよう。
コメント