山の壽 純米吟醸 雄町

今週も暑い日が続きそう。
水曜日からようやく８月ということで、暑さのゴールはまるで見えないが、少しずつ休みをとりながら凌いでいくしかないだろう。
もっとも、夏休みは日程も内容もまるで決まってないが。
本日のお題は今飲んでいる日本酒で、先週鶴川の「かるび家」にいった帰りに「まさるや」で購入した、山の壽 純米吟醸 雄町。
この時は久しぶりに雄町が飲みたいと思い、冷蔵庫の中にあった、値段が手頃な３種類の中から選んでみた。
福岡県久留米市の山の壽酒造によるものだが、福岡県といえば、佐賀県ほどではないにせよ、九州の中では日本酒が美味しい県。
山の壽酒造も歴史は文政元年（1818年）創業ということで、相当歴史は長いようだが、平成２８醸造年度より従来の杜氏制による酒造りから、30代の社長以下社員を中心とした酒造りに変わったらしい。
その８代目社長は初の女性社長とのこと。
こういった情報は買った後で知った事だが、この年を境に相当造る酒は変わったはずだ。
その中で雄町となると、これは正直不安物。
しかし、飲んでみると見事に期待を裏切ってくれる。
雄町らしい複雑さの中に、米の旨みと雑味がしっかり生きている。
雄町にしては、味の濃いものを食べたときに少し負けてしまう感もあるが、十分に美味い。
『日本全国に沢山あるお酒の中で「美味しい」では足りない、「すごく美味しい」お酒を造りたいという想いで醸したお酒』というホームページ上の記載は少々オーバーな気もするが、これからも期待したい蔵元。
今後は伝統的な杜氏のいる蔵元って少なくなるんだろうなあ。
味は良いのだが、ラベルの紙がやたらと浮いているのは少し変な感じ。
残りはあと２合くらいだから、今週中には間違いなくなくなりそう。