案外新鮮だった江ノ島

片瀬江ノ島駅からは、当然のように江ノ島に向かう。
江ノ島そのものは何回か来たことがあるはずだが、相当昔で記憶はおぼろげ。
少なくとも母親を連れてきて、案外坂が多くて途中で引き返したことは覚えている。
父親も連れてきたような、そうでないような。
あれは鎌倉だけだったろうか？
奥様はというと、車で一緒に渡ったが、駐車場に停められなかったのか、停めても行くところがないと判断したか、すぐに戻ってきた。
奥様はそのこと自体を覚えていないという。
海水浴場を左に見ながら島へ渡る。
すでにかなりの人出だ。
渡るとすぐに始まる土産物屋は、昔に比べてやたらと増えている。
どこへ行ってもしらす丼。
その中でも、一番人気があったのは、タコ煎餅で、かなりの行列。
江ノ島エスカーには乗らずに、お参りしながら少しずつ上っていく。
その最高地点に展望台があるが、そこには行かずに、タコ煎餅を支店でいただく。
せっかくだから、観光っぽいことをしておかないと。

ここを過ぎると、かなり急な下り。
戻ることに不安を覚えつつ、島の反対側へ。
ここにも民宿やお店はあるし、景色のいい場所もある。
ここへ来るのはたぶん初めてで、こんな岩場があるとは知らなかった。
多くの人がここまで来ているみたいだし、釣りをしている人もいる。
あと猫にも遭遇。
どれも人間慣れしているようで、人が近づいてもびくともしない。
お土産物屋に看板猫のように、メニューの横に寝ているのもいたし。
そんな猫達に癒されつつ、案外時間を使ってしまったので、来た道を上り返す。
これはお年寄りには厳しそうで、エスカーに乗って、下って、最後は船で戻るのが定番のようだ。

途中しらす丼を食べて行きたい気もするが、ここで時間を使うと、鎌倉にいる時間が少なくなるので、麓の土産物屋で最中アイスだけ食べて我慢。
それでも江ノ島を出るころには昼を過ぎていたから、案外時間がかかってしまった。
島を出ると、江ノ電の駅に向かうが、どうやら江ノ電で江ノ島の駅というのも初めてのようで、案外遠いのでびっくり。
さらには、江ノ電の駅も、電車もいっぱいなのには、これまたわかっていたとはいえびっくり。
当初計画では江ノ電を途中下車して観光や食事をすることも考えていたが、どう考えても無理ということで、鎌倉へ直行。