阪神・淡路大震災から20年

20年前の今日、神戸の街は揺れた。
もちろん、芦屋も揺れた。
まーぶーは東京にいたが、両親と兄は芦屋にいたから、大変な経験をした。
幸いにもマンションはそのものが沈んで、ねじれなかったから、周りとの段差を埋めて、壁を補修することで、住むことに支障はなかったが、倒壊した阪神高速から1キロちょっとしか離れていないから、周囲は甚大な被害。
まーぶーが震災後最初に芦屋に行ったのは3月に入ってからだったが、まだまだ復旧には程遠かった。
父親はそれからわずか3年ちょっとで亡くなってしまい、もちろん地震とは直接関係はないのだが、あれから20年たったことを思うと、震災から亡くなるまではあっという間だったし、その後兄が結婚してから母親がずっと独りかと思うと、なんか切ない。
最近芦屋に帰ると、かつて商店街だったところがすっかり変わってしまい、寂しさを感じる。
もともとが住宅密集地だから、どんどん新しい家が建って、何も知らない人はきれいな街だと思うだろうが、たまにしか帰らないと、どうも過去に住んでいた場所のような気がしない。
20年ですべてが元にもどったわけではないだろう。
しかし、神戸マラソンも走らせてもらったが、神戸は元気で力のある街だ。
もちろん、関西そのものが元気がないということはあるが。
東日本大震災から20年たって、東北があのようによみがえるとは到底思えない。
もちろん、津波や原発事故という問題はある。
ただ、東北は揺れそのもので倒壊した建物はほとんどないというのに。
まだまだこれからも大きな災害は続くのだろう。
東京で起きれば、もっと大きな被害が出るに違いない。
備えも大事だが、過去の災害を他人事とは思わず、被害にあった方と痛みや悲しみを分かち合う気持ちが大事だと、改めて感じる20年後だった。

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