鎌倉巡礼ランは５０km超

本日はいよいよ鎌倉巡礼ラン。
奥様が走れなくなっただけに、なんとか頑張って走るしかない。
スタート地点は二子玉川。
本来のスタートは駒沢公園になるのだが、我が家からのアクセスが悪いので、二子玉川からのスタート。
とはいえ、駒沢公園から鎌倉が５８キロだが、二子玉川からだって５４キロくらいある。
このランはガンと闘うラン仲間のために開かれたものだが、何せ距離が距離なので、脱落者を待っていたのでは、全体の行程がおかしくなる。
そんなことを考え、まずは二子玉川から本体より先行して、直に追いついてもらうことを選択。
一人で１５km以上走ったのだが、これはやはりつまらない。
一応音楽は聴いていたのだが、２４６は交通量が多くて、ほとんど聴き取れない。
加えて、アップダウウンが激しい。
正直この区間はかなり厳しかった。
実際は本体とほとんど距離が広まらなかったので、これはこれでいいんだろう。
途中のコンビニは色々と食べた。
甘いものや飲み物を中心に、かなりのカロリーを摂取したと思うが、まあこんあもんだろう。
２４６におさらばすると、お次は海軍道路。
とにかく真っすぐの一本道で気持ちいい。
そして、江ノ島までまっすぐにたどっていくのが境川。
この境川がとにかく単調でつまらない。
だんだん距離が進むにつてれ足が重くなるのだが、景色で気がまぎれるということがない。
野川や多摩川なら楽しいんだけど。
今回の企画のすごいところは、サポートカーああること。
荷物はすべて積んでいけるし、いざとなったらそっちに乗ることもできる。
故障中の奥様はそこに乗るしかないのだが、それはそれで楽しかったらしい。
当初の計画では境川を南下している途中あたりで一度車に乗り、江ノ島から先が再び走るつもりだった。
ところが走っていると欲が出てくるもの。
休憩しながらなので、何とか最後まで行けるような気がしてくる。
せっかくだから最後まで完走したいというのは、ランナーの性なんだろう。
境川で苦しんだ後、５時をすぎて江の島に到着した時はかなりの感動があったが、足にかなりきていた。
残り８kmと聞いて、ちょっと厳しいなと思った。
実際のところ、キロ７分程度なら走れないわけではないが、他の人たちは最後の力をふりしぼって走るので、置いていかれる危険性もある。
最終的には、車に乗る決断。
この区間は歩道が狭く、アップダウンもあり、走らなかったのは正解だったが、完走できなかったのは若干の心残り。
残り２kmちょっとは再び走ったが、やっぱり最後尾。
今日の走りの特徴として、コンビニで休憩した後にお腹がいたくなる。
食べたもののせいかもしれないが、一番重いときでもおにぎり１個だし、水分もゴクゴク飲んでいるわけではない。
レースでもわき腹が痛くなるときは散々なので、これはちょっと嫌な傾向。
ラスト２kmは本当にお腹の痛みがとれず、そのまま上行寺にゴール。
鎌倉の街に入った時はホッとしたし、うれしかった。
さてこの上行寺が今回の目的地。
がん封じの御利益があるということで、とにかくここにこなければ意味がない。
本来はキロ６分に適度の休憩を加えて、５時くらいには着く予定だったが、実際に着いたのは６時半近く。
５時までしか拝観できないところを延長してもらい、なんとかお参りすることができた。
２２名のランナーの思い、届くといいな。
今回の距離だが、ガーミンが最後までもつかどうかは微妙だと思っていた。
途中セーブモードになったおかげだろうが、なんとか最後までもち、記録は４９．３９km。
あと少しで５０kmというところで、ちょっぴり残念に思っていたが、家に帰った確認すると、途中走っているのに時計が止まっていた区間があり、それをたすと５０．７５kmで見事５０キロごえを達成。
これまでで最長距離を走ったことになる。
実質走行時間は５時間８分５５秒だが、二子玉川を走り始めたのが９時２０分すぎだから、約９時間走っていたというのが実情。
とにかく中味の濃い１日だった。
中味が濃かったのはそのあとも。
銭湯で体を流した後は、湘南新宿ラインのグリーン車でビールを飲もうと思っていたのだが、結局全員で鎌倉駅前で飲むことに。
こうなると、ランナーの「反省会」は激しい。
ビールの次は熱燗で、疲れた体にじんわり浸透していった。
飲んでいたのは１時間３０分程度だったが、これまた楽しいひととき。
１０時前にようやく鎌倉を出て、家にたどり着いたのは１１時３０分すぎ。
スワロのためにもう少し早く帰ってきたかったが、当のスワロはこたつの中で寝ていて、キャッツフードも残っていたので一安心。
でもちょっと悪いことをしてしまったかもしれない。
その後は奥様と二人で軽い二次回。
カップラーメンにスイーツという、普段の生活ではありえない取り合わせで軽く飲み、そのまま倒れこむように就寝。
今年のランを象徴する、中身の濃い充実した１日だった。
重ねて、我々の願い、本当に届くといいな。