今市はイマイチ

日光でやりたいことは、東照宮へ行くことに加えて、天然氷のかき氷を食べること。
２週間くらい前に久しぶりにかき氷を食べに行ったが、日光といえば天然氷。
大正時代に600軒弱、昭和初期にも100軒以上の氷室が国内にはあったらしいが、それが今ではたった5軒。
その内の3軒が日光市内にあるとのこと。
その天然氷を使ったかき氷は、日光付近ではそれなりにあるようだが、スマホで調べているとどこへ行けば良いのか、決め手がみつからない。
日光の駅前とかだと、車を停めるのも難しい。
ということで、日光市の中心部である今市に車を向かわせた。
１年前にできた道の駅があるようで、そこを目指してみたら、まさかの満車で第二駐車場。
このあたりから嫌な予感はしていた。
やみくもに歩いても仕方ないので、そこで改めて検索したところ、松月氷室という所が５分くらい行けるので向かってみる。
店に着くと、たいして人がいないと思いきや、受付は裏だという。
裏に回ってみると、50人くらいの人がいて、整理券方式になっている。

とりあえず整理券をとって注文をすると、１時間から１時間20分後という。
散歩でもすればなんとかなるかと思ったが、基本的に暑いし、時々雨は降ってくるし。
道の駅そのものはたいして見るところもないし、周囲にも観光スポットはなさそう。
むしろ道の駅でも天然氷のかき氷は食べられるし、そばには洒落たカフェ。
唯一立ち寄ってよかったのは、渡邊佐平商店という、日光誉を醸している醸造元。
５年前も日光駅前でここのお酒を買ったが、今回も４号瓶を購入。
つくった場所で買うというのは、何となく気持ちいもの。

その後、松月氷室に向かう。
店の裏で15分くらい待ったあと、ようやく正面の待合所へ。
そこで番号を呼ばれて案内されたのは狭いカウンター。
もともとゆったりは食べられないらしい。
注文は「とちおとめ」。
特にトッピングをしなかったのは失敗かと思ったが、とりあえず運ばれてくる。
確かにサクサクで軽いのだが、天然氷というのはそんなに違うものか？
トッピングがないので、味も単調。
まあ、有名な所で食べたということだけが記念だが、氷をつくっていても、削るのはどこも同じ。
よく調べてもっとゆったりできる店にしておけばよかったなあ。
そんな残念な気持ちで、今市はイマイチだった。
そして、本日の宿泊地に向かう。