元日から走る2013年

これまで帰省中に走ることはなかった。
別途ランニングシューズや用具を持っていくのは面倒というのが大きな理由だが、何せパリでもジョギングをしたくらいだから、帰省中なんて全然大した事はない。
また、ラン仲間で最近神戸に引越した方がいるので、その方とも走る約束ができている。
当初は今日の夕方に走ることを約束していたのだが、今日の昼過ぎにメールがあり、飲み過ぎで走れる状態ではないからパスとのこと。
まあ、正月だからそんなことがあるのは当然だし、この方オーバー60だから、はなから無理はできない。
ということで夕方の予定は空いてしまったのだが、何せ連日の食べ過ぎ飲み過ぎ。
少しくらいは走っておきたいし、昼もお好み焼き屋でそれなりに食べて、少しはこなしておかないと、カニの入る隙間がない。
どこを走るか少し悩んだか、もともと一緒に走る予定だった方の家は3キロくらいしか離れていないので、とりあえず甲南山手に向けて走り出す。
家から500メートルも行かないうちに芦屋川。
ここの川沿いは小学生の頃に走ったことが何度もあるが、デコボコしていて、意外と走りにくい。
業平橋まで1キロ程度上がると、国道二号線を西へ。
芦屋を出て東灘区に入ると、少し地理がわからなくなり、町名を間違えて少し迷ったりはしたが、程なくそれらしい二世帯住宅の前に到着。
ここで電話して応答がなかったらそのまま引き返すつもりだったが、電話は繋がり、家の前に出てきてもらった。
飼っている犬を見せてもらった後は、家の中に入れていただき、お孫さんとも対面して、しばし談笑。
ランがなければ決して交わることがなかったであろう人とこうして接することができるのだから不思議なものだ。
不思議といえば、この方は娘夫婦にお孫さんが誕生する際に東京から移り住んだのだが、犬3頭が飼える二世帯住宅というおよそありえないような物件を探していたら、たまたま見つかったという。
とても住みやすそうな家で、やはり縁というものはあるんだな。
30分ほど滞在したので、あとはそのまま来た道を戻る。
最後だけ松浜公園や旧海岸線を走ったら、なんとも懐かしくて気持ちいい。
わずか8キロちよっとのランだったが、人との繋がりや、懐かしさを感じ、2013年のランはいいスタートがきれたと思う。