恐るべき地震

まさかこんなことが起こるとは・・・・。
もちろんいつ起きてもおかしくない災害だし、ある程度の備えはできているつもり。
しかし、そんな我々をあざ笑うかのような、恐るべき被害。
今、こうしてテレビを見ていて続々と明らかになる被害は、正直気持ちが悪くなる。
津波による大きな被害、今でも燃えている場所。
こうして書いている間にも余震があるし。
地震の瞬間は、いきなりの縦揺れと、長い揺れにビックリし、机の下に潜り込む。
１５階ということで、揺れも大きかったし、時間も長かった。
まるでビルをキングコングがつかんで、ずっと揺らしているような感じ。
生まれて初めて経験した揺れだった。
揺れがおさまってくると、机に積み上げていた書類の山は床に散乱しているし、キャビネ類が斜めになっている。
その後も度々余震が続き、座っていても常にゆれている感じで、とても気持ち悪い。
ワンセグで観る津波の状況はすざましいし。
地震直後の３時すぎから奥様に連絡をしようと思うが、携帯は通じない。
当初はじきに動き始めるかと思った京王線も全く動く気配はない。
５時過ぎになると、余震は怖い物の、すぐに帰れるわけではないのでとりあえず仕事。
そうはいっても身に入らないが。
６時すぎに母親から携帯に電話。
関西にいりゃ状況はわからないし、テレビで観ればびっくりするんだろうな。
直後に奥様に電話すると、ようやくつながり、家まで３時間歩いた直後で、それでも家の食器等には被害がなかったことを知る。
あとは自分が帰宅できるかどうかだが、７時くらいに一度家に帰った職場の同僚が車で来てくれて、家まで送ってくれるという。
ご厚意に感謝し、７時３０分すぎに会社を出るが、しばらくすると大渋滞。
普段なら全く人が通らないような道も車だらけ。
まわりの車を見てみると、一人で運転している人が多いので、恐らくこれから誰かを迎えに行くのだろう。
また、歩道に目を移すと、歩いている人もちらほら。
当初は家まで送ってくれる予定だったが、そんなことをしていると、せっかく送ってくれた人が帰れなくなるので、矢野口まで来たところで車を降り、そこからは歩き。
歩き始めると、歩いている人の多さにびっくり。
９時２０分くらいから歩き初めて、家に着いたのは１０時１５分頃。
この間、４月で異動になる同期とひたすら歩く。
こっちは歩き慣れているが、彼はきっとしんどかっただろう。
でも、とにかく家に早く帰りたい。
帰宅するとホッと一息。
ガスが止まっているみたいで、料理は作れないし、風呂も入れないが、とりあえず安心。
ただ、テレビから流れてくる映像は愕然とするばかり。
明日のゴルフも明後日のハーフマラソンも中止。
まずは被害の状況や身の回りの状況確認から始まる週末。
明日起きてみればさらに大変な状況が明らかになりそう。
被害にあった方へのお見舞い、ご冥福を祈りたい。