ちひろ美術館・東京
先週府中美術館に行き、今年度2周目のぐるっとパスを買った。
しかし、よくよく見てみると、簡単に行けそうな場所は行き尽くしている。
新宿まで定期があるので、都心へのアクセスは問題ないが、有名な美術館はほぼ割引でお得感はない。
それでも今週は一つくらいこなしておきたいと思い、奥様と決めたのは「ちひろ美術館・東京」。
「いわさきちひろ」という人についてよくわかっているわけではないが、何となく知っている程度。
黒柳徹子の「窓際のトットちゃん」の挿絵というイメージ。
これまでぐるっとパスで行かなかったのは、アクセスの問題。
最寄り駅は西武新宿線の下石神井駅だが、新宿まで行って西武新宿線に乗り換えるというのは、かなり面倒。
ついでに一緒に行けるような施設もないので、なんとなく敬遠してきた。
下石神井に車で向かった
今回よくよく調べてみると、美術館にも駐車場はあって、3台停められる。
この場所でわざわざ車で行く人は少ないのではないかと思い、車で行ってみることにした。
距離にしてみれば10キロちょっとだが、出来れば環八は使いたくない。
そう思ってディスプレイオーディオのナビをセットしたのだが、USBケーブルの調子が悪いのか、ナビがついたり消えたり。
こうなると、マイナーな道を行って途中でわからなくなると困るので、環八を北上。
当たり前のように渋滞だったが、荻窪を超えたあたりからスムーズに動き出し、最後はナビも機能して、無事美術館に到着。
駐車場も空いていて、難なく停めることが出来た。
初めて来る場所だし、美術館があるような地域ではないのだが、ここは「いわさきちひろ」が実際に住んでいた場所と知って納得。
「いわさきちひろ」についてはよく分かってなかった
中に入り、ぐるっとパスで発券。
美術館は2階建てで、4つの展示室ある。
とても綺麗な建物だし、整備されていて、わかりやすい。
そして「いわさきちひろ」のことなど何も知らなかったと実感。
その子供の絵自体は何度も見たことがある。
しかし、どういう経緯があって画家となり、どのような生活をしていたかは初めて知ることばかり。
そして55歳という若さで亡くなっていた。
まーぶーが子供の頃にはすでに彼女の新しい絵はなかったわけだ。
素敵な美術館だった
途中2階の廊下に映像を流している場所があった。
館長である黒柳徹子さんが話している内容だったが、「窓際のトットちゃん」が「いわさきちひろ」さんの没後のものであるという当たり前の事実をようやく理解した。
たくさん子供の絵を描いていたので、「トットちゃん」の挿絵となる絵があったという事実に感心。
1時間半ほどの滞在だったが、本当に来て良かった。
この美術館は1977年9月、「いわさきちひろ」が最後の22年間を過ごし、数々の作品を生み出した自宅兼アトリエ跡に開館。
2002年9月に、公開スペースを大幅に増やし、全館バリアフリーの建物に生まれ変わったらしい。
展示室、アトリエ、「ちひろの庭」など、素敵な空間だった。
安曇野にも行ってみたい
信州安曇野には別の美術館がある。
1997年に、ちひろ美術館・東京の開館20周年を記念して開館した安曇野ちひろ美術館だ。
信州は「いわさきちひろ」が疎開し、両親が入植し、ご自身も別荘兼アトリエを持っていた場所。
信州も永らく行ってないなあ。
コロナが落ち着いたら、久しぶりに安曇野に泊まって、この美術館にも行ってみたいもの。
やっぱり出かけたり、美術館を巡ったりするのは楽しい。
もう少し生活にゆとりが欲しいなあ。
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