歩きまくりの終盤戦
このレースから約10日が経過。
あれだけ痛かった右膝も走っても影響なさそう。
これなら松江城マラソンも途中までは走れそうだ。
ただ、平日に走る時間がまるでないのは問題。
ないどころか、往復は車だから、歩くことも少ない。
まあ、松江城マラソンについては、いまさらどうこうできるものでもないが。
心配事としては、この冬をどう乗り越えるかの方が大事。
先延ばしにしているスタッドレスタイヤも、今週末には覚悟を決めて買いに行こう。
周りに相談すると、命に関わる問題だと脅された。
ということで、完走記は歩きまくりの終盤戦に入る。
大居峠トンネルを過ぎて一気の下り
湯川コニュニケーションセンターを出た後も、しばらくは往路と同じ道を戻っていく。
まず目指すのは大居峠トンネルで、ここまでは上りだから、ほぼ歩き。
そして、トンネルの中から徐々に走り始め、トンネルを過ぎると一気の下り。
コースはここからアップダウンが激しいが、まず最初は下りで、右膝の痛みも我慢できるレベルなので、ここである程度稼いでおかないといけない。
それでもなるべく脚に負担がかかからないスピードにし、何人かのランナーを抜く。
ただ、途中往路と違う道になる部分があり、その分岐点で曲がらないのか少し気になって、止まって地図を確認。
走ったり歩いたりを繰り返す
直後に盲人ランナーとその伴走者が抜いて行ったので、大丈夫と思って走り出す。
ただ、やはり右膝にはそれなりの痛みがあり、急坂を下り終わったところで歩きに変えたら、再び盲人ランナーに抜かれてしまった。
それでも、しばらく下り基調なので、走ったり歩いたりを繰り返す、いつものウルトラマラソン後半。
正直、このあたりのコースの印象はまるでない。
城福寺エイド(46.2km)
そうこうしているうちにやってきたのが10番目のエイド46.2km「城福寺」。
ここまでの区間距離は5.5kmで、記録上は1キロあたり上り8m、下り36m。
ここを43分36秒で、キロ7分56秒というのは、下り基調にしては明らかに遅い。
このあたりから全歩きを覚悟したんだったかなあ。
このエイドのおもてなしは「柏餅」と「漬物」。
柏餅はお腹にたまるので嬉しい。
実はこのエイドの印象はあまりないのだが、5分2秒も滞在。
もしかしたら、座り込んで、エアーサロンパスとかかけていたのだろうか。
比和地区の商店街では暖かい声援
城福寺を出ると、しばらくはゆるい下りが続く。
でも、すでに走れる状態ではなく、走りと歩きの繰り返し。
一応走り出せば100メートル単位では走れていたとは思う。
川沿いの道ではあるが、それなりに人が住んでいる場所でもある。
特に比和地区の中心部はそれなりに家がある。
まっすぐに南へ進んだ後で、少し北へ折り返すところに商店街のようなところがあったが、そこでは実に暖かく声をかけてもらった。
確か歩いていたはずなのに、声援を受けて思わず走ってしまった。
当然そのあとは歩いたけど。
50キロを6時間50分
直後に見た川の景色がなんとなく和んだ気がして写真を撮った。
後で見てみると、何に感動したのかわからないが。
そして、直後に50キロ地点に到達。
到達時間はだいたい13時50分。
40キロ地点が12時20分くらいだから、10キロを90分。
まさに、まーぶーらしいウルトラマラソンペース。
そして、そこからすぐに11番目のエイド50.2km「あけぼの荘」に到着。
ここまでの区間距離は4.0kmで、記録上は1キロあたり上り18m、下り23m。
ここを33分2秒で、キロ8分16秒。
言うまでもなく歩きまくり。
あけぼの荘エイド(50.2km)
このエイドのおもてなしは「そばの実入り酒米リゾット」。
疲れた体と胃にはやさしい。
このエイドは唯一関門になっていて、関門時間は3時半。
あけぼの荘は日帰り湯でもあり、無料の券がついていたので、完走後に来たのは4時過ぎ。
見事に片付けられていた。
エイドとして滞在した時間は2分51秒。
どうせ歩きだから、長く休んでも仕方ないという判断なんだろう。
このエイドは少し奥まっているのだが、道路までゆっくり歩いてもどってきたことを記憶している。
そして、最もしんどい区間へ。
(続く)
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