埼玉ふれあいの道「義経伝説と滝のあるみち 」

関東ふれあいの道

「(11)義経伝説と滝のあるみち」は「西武鉄道吾野駅から、顔振峠、黒山三滝を経て、黒山バス停に至る一般向きのコースです」で、わずか8キロしかないものの、すでに傘杉峠すら通らないことに決めてしまうと、実質黒山三滝と黒山バス停の間だけ。
それでも撮影ポイントの黒山三滝さえこなせれば、と花立松ノ峠からの林道を下っていった。
ただ、林道をそのまま行ったのではかなりの遠回りで、じきに林道からそれる山道を発見。
黒山三滝までは2.5キロの表示だ。
15367954149460.jpgこれを見逃していたらさらに悲惨だったのだろうが、山道もあまり人が通らないらしい。
かなり背の高い草が生い茂っているし、道は狭い。
傾斜も急だし、所々滑る場所もある。
引き返すわけにもいかないから、とにかく突き進む。
20分程走ったところで、再び林道にぶつかった。
ここは日照水という場所で、水汲み場となっていて、美味い水を飲むことができた。
ここからも林道で、黒山三滝まで1.4キロとある。
となれば、あと少しなので、少しスピードを上げて下っていく。
いつもなら時間を正確に計算するのだが、多分疲れていたんだろう。
どう考えても2キロ以上走ったような気がしたところで、道と合流した。
そこにある看板に表示された黒山三滝への距離は1.8キロ。
一体何が起こったのか、さっぱりわからなかった。

15367952087700.jpg正確なことがわかったのは、1時間くらい後に時計の記録をスマホに吸い上げてからだが、途中で標識があったらしい。
紛らわしいのは、一般的な地図と山の地図で示している道が違うこと。
このあたりはふれあいの道からは外れているので、スマホの「山と高原地図」がたよりだった。
そして、よく見ると「標識に注意」の黄色い目印。
我々は黒山三滝に限りなく近づきながら、1キロ近く下り、その先バス停を通って、再び黒山三滝まで上るという苦行を強いられた。
もはや走る気力もなく、トボトボと歩いて黒山三滝に到着したのは3時20分。

15367954257751.jpg特別すごい滝という気もしなかったが、とりあえず写真を撮ったところで、その後の行動を考える。
このあたりの日帰り湯はとっくに廃業。
予定していた、ゆうパークおごせは4キロくらいあるだろうし、峠をいくつか越える必要もあるし、正確な道はわからない。
テーゲーさんは走りたそうだったが、まーぶーには無理。
ただ、バスは3時28分ですでに間に合わず、次のバスは4時40分。
結局駐車場脇で川に入って、体をジャブジャブ。
前にもどこかでやったような。
4時過ぎにバス停に着いたが、ビールはおろか店なんて何もない。
40分待つのが勿体ないということで、先のバス停まで歩く。
上大満というバス停でストップし、そこから越生駅へ。
駅前でビールを買って電車に乗りつつ、家までは2時間30分。
長い長い1日だったが、ここ4回の関東ふれあいの道で、お風呂に入るのに成功したのは1回だけ。
どうやら計画にかなり無理があると実感。

最後にこの日のルート。

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