刀剣博物館～オペラシティ

[ぐるっとパス2016シリーズその１～３]
今回のぐるっとパスシリーズは、文化学園服飾博物館から始めるつもりでいた。
一覧の中から、奥様が見たいと言っていた施設なので、近くでランチもしてみた。
食後に都庁の前を通り、向かってみたが、何と日曜日は休館。
通常、この手の施設は日曜日に閉まっていることなどないので安心していたが、考えてみれば学校関係の施設だから、こういうこともある。
いきなり出鼻をくじかれ、次に向かったのは刀剣博物館。
まさかここからのスタートになるとは思わなかったが、初台に向かう道を参宮橋方面へ。
高級住宅街の中を少しウロウロすると、その建物は現れた。
正直この施設はちょっと右系なのかと思って不安だった。
そんなに綺麗な建物じゃないし。

ぐるっとパスに日付を入れてもらって、いざ展示室の中へ。
すると、外国人や若い女性でいっぱい。
女性の中で刀剣がブームというのは知っていたし、外国人が興味があるというのもわかってはいたが、実際に熱心に見ている人がこんなにたくさんいるとびっくり。
展示している刀はなかなか面白い。
それらの品を寄贈している人の名前を見ていると、歴史的な名家ばかり。
刀なんていうと、江戸時代かその前かと思いきや、いわゆる名刀というのは、鎌倉時代とか南北朝時代とか、相当歴史のあるもの。
江戸時代のものは装飾こそ素晴らしいが、すでに平和な時代ということなんだろう。
刀の反り具合というのも、時代とともに変わり、中国から真っ直ぐのものが入って、だんだん反っていって、また真っ直ぐに戻っていったのは驚き。
なかなか有意義な時間だった。

刀剣博物館を出ると、オペラシティへ。
ここには、東京オペラシティアートギャラリーとNTTインターコミュニケーション・センター（略称：ICC）がある。
前者はまだ良かった。企画展「画と機　山本耀司・朝倉優佳」は正直よくわからなかった。
いわゆる現代アートというのは、接点がないので難しい。
一方一般の展示の方は、感じ入れるものもあって、たまにはこういう芸術品を見るのも悪くない。
ＮＴＴの方ははっきり言って全くわけがわからなかった。
もちろん、こういうものにも意義があるんだろうが、さっぱり理解ができない。
ちょっといただけだったが、疲れ切ってしまった。
正直コメントする気にもならない。立っている警備員すら何をしたいのかわけがわからない。
思わず地下のロッテリアでコーヒー休憩してから、帰宅の途についた。
ぐるっとパスシリーズ１日目は可も不可もあったが、この先どうなるのか不安だなあ。