第３回世界遺産姫路城マラソン（前半）

アップの時は少しスピードも出したし、昨日最後に姫路駅まで走った時も気持ちよく走れたが、さすがにフルマラソンとなると慎重にスタートせざるを得ない。
もちろん最初は混んでいるからスピードなど出ないのだが、姫路駅周辺なんかは応援の人もたくさんいてテンションが上がるはずなのに、全くそうはならないのは不思議なもの。
２年前に比べれば、どこも痛くないだけでも有り難いことではあるが、今日の場合トイレに行きたいのが困りもの
今日は水戸よりはスピードを上げたいと思ってスタートしたが、トイレが気になったままだとなかなかペースが上がらない。
トイレそのものは１キロ間隔くらいであり、各トイレスポットには次のトイレまでの距離も表示してあり、迷っているうちに何となく３つくらいはやり過ごした。
だんだん周りのランナーを抜いていけるようになり、５キロ手前でようやく４時間30分のペースメーカーも抜いて、少しやる気がアップしたところではあったが、やっぱり気になって直後にトイレに入ることにした。
マラソン18回目にして、たぶんレース中は３回目。過去の２回は終盤だっただけに、この展開は初めて。
約１分30秒のロスだったので、まあたいしたことはないと、気持ちを改めて再スタート。
トイレの間に抜かれた４時間30分のペースメーカーを抜きたいが、人が多すぎてなかなか抜けない。
抜いた後は徐々にペースアップし、なるべくリズムよく淡々と走る。
左手に書写山のロープウェイ、右手に懐かしい菜の花畑が広がる。
10キロはトイレ休憩も含めて１時間を切っていたので、まずまずなのかオーバーペースなのか。
塩田温泉につながる道は少し上り基調だが、２年前と違って気持ちよく走れる。
ただ、現在のペースがどこまで持つかどうかはちょっと不安だし、やたらとお腹が減ってきた。
15キロを過ぎて、塩田温泉地区を過ぎたあたりで持ってきた一本目のジェルを投入したが、元気が出るかと思ったらそうでもない。
直後に前回も食べた、「黒炭うどん」が出て、スルッと気持ちよく食べることができた。
下り基調の中スピードは維持しつつ、ＦＭげんきのメーセージポイントへ。
ほんわかしたメッセージが多かったが、少し元気が出たような気がした。
そして、20キロを過ぎたあたりで、ようやく給食ポイント。
ここまでトイレ以外は休まず走ったので、ここはしっかり止まって、そばがゆ、キットカット等をいただきつつ、少し脚を休めた。
これで元気が出るかと思ったら甘かったようで、このあたりからはキロ６分20秒から30秒に落ちてきたし、ヤマサの蒲鉾ポイントでも元気が出ない。
ハーフの通過は２時間５分くらいで、だいたい想定通りだったが、この後はこのゆっくりペースを維持することにして、歩かないことだけを目標に切り替えることにした。
菜の花や書写山に戻ってきたあたりを気持ちよく下っていくのが当初の目標だったが、それはかなわず、淡々と通り過ぎる。
ここからの後半戦はきつくなりそう。