埼玉ふれあいの道の連絡道で秩父華厳の滝

関東ふれあいの道を歩いて（走って）いて、不可解なのが連絡道。
そもそも走るのではなく、歩く道なのだから、１日１コースのような設定で、起点と終点は電車の駅がバスの停留所にしているのだろう。
今回「（8）秩父盆地を眺めるみち」の終点札所前バス停と「（9）将門伝説を探るみち」の起点西門平バス停までは４キロちょっとで、ここは車道で歩くにはふさわしくないからバスに乗れということなんだろう。
しかし、この日野沢線というバス路線は１日５本。
この区間だけバスに乗るということはありえないわけで、だったら「（8）秩父盆地を眺めるみち」とこの連絡道は一つにまとめた方がいいような。
埼玉県の「（8）秩父盆地を眺めるみち」のパンフレットの表紙の写真は、連絡道の途中にある秩父華厳の滝だったりするし。

などとひとしきり文句を並べたてたが、札所前バス停からのんびりと走り始めた。
この連絡道で260m程標高を稼ぐことになるのだが、最初はそれほどの傾斜もない。
なので、10分ちょっとで秩父華厳の滝の入口にやってきた。
滝を見るには少し奥に入る必要があるが、わざわざ連絡道までやってきて、これを見ない手はない。
周りにはそこそこ車が停まってるし、期待が持てそう。
実際やってきた滝は20mくらいの高さしかないが、周りの紅葉がきれいで、この日見た中でも１、２位を争うもの。

機嫌よく車道に戻ってきたところで、気になったのが「秩父華厳の滝茶屋」。
パッと見たところ、喫茶店風でソフトクリームとかが目につくのだが、よく見るとうどんなんかもあるみたい。
営業中ということで早速中に入る。
先客と丁度入れ替わる形で、入口で注文。
３種盛りうどんというのが500円でちょうど良さそう。
やってきたうどんは少しやわらかかったが、そんなことは問題じゃない。
この先もなかなか食料を買うのは困難そうで、手持ちの食料に不安がある中、昼時にきちんと食事をとれたことが大きい。
12時から15分程の休憩をとったところで再出発だが、まだ全行程の半分も来てないし、まずはこの連絡道を終える事。
少しずつ傾斜もきつくなっていく中、走りと歩きを半々くらいのイメージで淡々と上る。

茶屋を出て30分くらいたったところで、人家のあるあたりにたどり着いた。
このあたりが門平という地区のようで、早くバス停を見つけたいという思いで走っていたが、見つけたのは東門平というバス停。
東があるのなら西があるということなんだろうが、しばらく行くとふれあいの道っぽい看板があるのに、バス停は見当たらない。
少し不安になって戻ったりもしたが、道に間違いはなさそう。
そもそも連絡道だから、何の標識もないのは当たり前。
そこから数分歩いたところで、ようやく西門平のバス停。
ようやく長丁場の「（9）将門伝説を探るみち」へ。