西門平バス停から「(9)将門伝説を探るみち」に入る。
このコースは全長14.3キロの健脚向きとのこと。
実際には最後の3.3キロには行かないつもりだが、この日の最高地点である城峯山の1037mまで、まずは500m以上の標高差をやっつけなければならない。
最初は林道で、すぐに山道になる。
他に歩いている人には全く会わない道だが、案外歩きやすい。
基本的に上り一辺倒なので、このあたりは全歩きにするしかなく、ただひたすらに標高を稼いでいくしかない。
西門平バス停から45分でようやく鐘掛城へ。
城跡ということだが、まるでその面影はない。
単なる山頂という感じだが、それほど眺望がきくわけでもないので、すぐに移動。
鐘掛城で1003mだったが、すぐに下りになる。
何度か上ったり下ったりしながら石間峠に到着。
ここは1000mを切っている。
コースはここから城峯神社、城峯山を経て再び石間峠に戻ってくる。
ならばこの部分をカットできるかというと、城峯神社が撮影ポイントなので、行かないわけにはいかない。
久しぶりの舗装路を走り、城峯キャンプ場という久しぶりに人のいる場所を経て城峯神社に到着。
平将門伝説によると、城峯山は関東が一望できるこの地に城を築いたことから、その名前がついたといわれ、藤原秀郷が平将門を討ったのちに、城峯神社を建立したとのこと。
それよりも古くからお犬様がまつられており、火災、盗難、病気の守り神として信仰されているらしい。
もともと日本史には弱く、特にこのあたりはよくわかっていないので、いまいちよくわからない。
コースの名前に「将門伝説」が含まれているが、この伝説をわからないまま走っているんじゃダメだと実感。
城峯神社の脇からさらに道が続き、10分ちょっとで城峯山山頂へ。
ここは立派な展望塔があるので、上ってみる。
標高的にも今日の最高地点で、天気もいいから、眺望は文句なし。
こういう所は、ボッーと時間をつぶすにはいいかもしれない。
残っていたおにぎりがあったので、ここで補給。
展望台自体はのんびりできる雰囲気ではない。
近くまで車で来れちゃうから、静かでもない。
でも、気持ちいい時間だったなあ。
また来てもいいかもしれない。
はるか下の方に神流湖が見える。
これから下りていく場所で、ちょっと気が遠くなる。
時間的にはまだ14時くらいだが、17時のバスに間に合わせるためには、どのくらいのペースでいけばいいか気になるところ。
すぐに石間峠に到着し、ここからは林道。
舗装路の下りとなれば、気持ちいいペースで距離を稼ぐことが出来る。
しかし、林道は1キロも続かず、左に見落としそうな標識があって、山道を下れという指示。
この山道が傾斜が急で、石が多くてとにかく走りづらい。
標高差があるので仕方ないとはいえ、ここをのんびり歩いていると時間がかかるので、走らないわけにもいかない。
なるべく足をひきづらないように、しっかり着地しながら進んでいく。
30分程度人気のない道と格闘したところで、ようやく集落に出てきた。
宇那室バス停あたりにはトイレもあり、ふれいあの道の地図もあるので、しばし休憩。
ここまでずっと下ってきたが、ここから城峯公園まではゆるやかな上り坂。
この段階で約25キロ走っており、そろそろ脚がきつくなってきて、前なら走れた上りもあるくようになってくる。
そんな状態で宇那室バス停から1キロくらいでやってきのが城峯公園。
驚いたことに、ここには観光バスがいたし、駐車場待ちの列が出来ている。
全く聞いたことがない場所だったが、この辺りでは有名な観光地らしく、レストハウスやキャンプ場なんかもある。
神流湖をのぞむ高台に位置するので、神流湖から下久保ダムをきれいに見る事ができ、公園内をウロウロしながら、展望台からの景色を楽しんだ。
ここから先3.3キロで「(9)将門伝説を探るみち」の終点となる登仙橋バス停に着くのだが、この日は、というより埼玉県のふれあいの道として、あと1コース残っている。
時間は15時で、バスの時間を考えればあと90分くらいでまわりきれるか。
埼玉県のラスト「(10)下久保ダムを望むみち」へ続く。
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