旧甲州街道ラン9回目(日野春駅~茅野市金沢)

街道ラン

14913063057390.jpg今日の甲州街道ランは前回と違って基本的に20号かその近くを走るので、頻繁にスマホを取り出す必要はないと思っていたが、大武川橋を渡ると、いきなりの左折。
結局今日もそれなりにスマホの出し入れがあり、その度にザックを担ぎ直す。
このあたりはまだまだ平坦だし、のんびりした街並みを眺めながら進む。
10分ほど走って20号を横切り、数分走ってまたしても20号に合流。
これでしばらく20号沿いかと思ったら、200メートルくらい行ったところで、反対車線側に「甲州街道横山古道入口」という立派な石の標識。
本当に「古道」という表現がぴったりの雰囲気のいい道が続いている。
ここはつい最近整備されたばかりのようで、途中の「無銘の巨塔入口」の標識は1年前に設置されたばかり。

14913064351830.jpg走っていて気持ちいい道はわずか数分で終わり、再び20号を横切ると、その先は台ケ原宿。
ここはかなり色んなものが残っていて、整備されている。
七賢の酒蔵や、信玄餅の金精堂のお店もあり、観光客もそれなりにいる。
まあ、今日こんなに人がいる場所は最初で最後だったが。
台ヶ原宿を過ぎると、道はかなり単調かつじわじわとした上り。
まだ10キロも走っていないというのに、ジワジワと疲れが出てくる。
今日は食べ物を何一つ持っていなかったこともあり、段々お腹が空いてきて、白州のサントリー工場に近いコンビニで早めの昼食休憩。

14913064467881.jpg朝おにぎりだったので、珍しくサンドイッチにし、次のコンビニでスイーツ系を補給しようとしたのだが、結局これが最後の食事になってしまった。
11時30分くらいに再開すると、ここからもほぼ20号沿い。
20分くらい走って釜無川を渡ったところで、ついに山梨県から長野県に突入。
ゴールが近づいた感じがする。
この直後は蔦木宿で、前回はここで終了する予定だった。
台ケ原宿と違って、目立った建物はなく、あっさりと通過。

14913064576502.jpgそして、ここからが今日の苦しい戦い。
3キロほどこれまでと同じようなところを走って、瀬沢大橋を渡って左に入ったあたりから様相が変わってきた。
これまではなんだかんだ走っていたが、歩くしかないような上り坂が続く。
左前方には富士見パノラマスキー場が見える。
10年以上前にスキーに行ったことがあるし、2年前にはその上の入笠山に行ったし、またすずらんを見に行きたい場所だ。
街道の史跡はほとんどなく、時々ある標高の表示が大きくなっていくのを励みに、なかなか近づかないスキー場の雪を見上げながら進んでいく。

14913064982780.jpgらに、残りの距離と時間を考えると、計画どおりに着くかどうかも不安になってくる。
やはり朝八王子で無駄に時間を使って、40分遅れたことが影響している。
救いはスキー場を過ぎたあたりから下り基調になってきたこと。
途中軽トラックに乗ったおっちゃんから「甲州街道走ってるんだ」と声をかけられた。
そんなの初めてだったので、それなりに嬉しいもの。
富士見パノラマリゾート入口で20号と合流。
あとはゴールまで平坦かと思いきや、直後に左にそれて上り坂。
いまさら店を探しても仕方なく、少しでも早く着くように必死で上る。
14913065651760.jpg坂を下り返して20号に再合流し、500メートルほど進むと金沢の交差点。
ここは金沢宿の跡があるはずだが、疲れていて探す気にならず、まあ次回ここからスタートする時に見ることにして、本日の甲州街道ランは終了。
そのまま100メートルくらい走ると、本日のランのゴールとなる金鶏の湯。
予定では14時20分に着くべきところ、時間は14時15分とギリギリ。
距離的には29キロとたいしたことはなかったが、やはり上りがきつかったし、エネルギー補給がうまくできなかったのはしんどかったなあ。

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