熊瀬川エイドを出ると、いきなりの上りが始まる。
ここまで歩きは全く入れないまま来たので、少しは頑張ろうかと思ったが、上りに入って数十メートルで歩き始めた。
無理をしても仕方ないし、基本上りは歩くのがまーぶーのウルトラマラソン。
このあたりは完全な田舎道で、前回の記事で熊瀬川でブログの投稿をしたと書いたが、実際には圏外で、実際の送信は違う場所だったと記憶している。
当然このあたりの坂道も圏外。
まだ元気はあるので、緩い傾斜を見つけては少し走ったりしていると、あっさり次のエイド12久保宅(42.0キロ)に到着。
この間の2.5キロはキロ8分の想定で、実際は8分8秒ペース。
エイドの休憩も歩いている途中だから、軽く飲む程度で1分35秒の滞在。
久保宅の出発は10時ちょうど(10時13分予定)の13分リードだから、当然のごとく変化なし。
久保宅を出てからも坂道は続く。
道が更にクネクネしていて、傾斜もきつくなって歩く頻度が更に増してきた。
このあたりの道は事前の研究でもいまひとつイメージのつかない場所だったが、想像以上に傾斜がきつかった。
ほどなく「頂上まであと1キロ」の看板を見つけたが、まるで元気が出ない。
かぶり水をしてからいくらもたっていないというのに、やはり暑い。
下を見ると、坂道をランナーが続いている。
ほとんど走っている人はいないから、歩きの列になっている。
あまり気持ちのいい光景ではない。
そして、残り1キロを上りきった先がエイド13田垣内三差路(44.3キロ)。
この間の2.3キロもキロ8分想定で、実際は8分24秒ペース。
このエイドには茶がゆやめはり寿司があって、つい長居してしまい、滞在は3分3秒。
すべてのエイドで1分の想定ということ自体に問題があるのだが、結果10時23分発(10時33分予定)とリードはいよいよ10分。
田垣内三差路からは下り。
下りも随分久しぶりで、最初はなかなかうまく走れないが、徐々にスピードが出てくる。
15キロ地点あたりの下りは狭い道だったが、ここは車道なので、スピードを出しても問題ない。
前夜祭でのコース解説でも同じようなことを言っていたが、熱中症状態で下るのは危険だと言って笑いをとっていた。
下り大好きのまーぶーは久し振りに多くのランナーを抜いて、気持ちよく下る。
次のエイド14口色川三差路(48.1キロ)までの3.8キロは下りでも保守的にキロ6分30秒の設定のところ、実際には5分37秒。
ただスピードはよくても、暑いものは暑いわけで、疲労はたまる。
口色川三差路エイドではまたかぶり水をしたような気がするし、ついつい食べてしまう。
滞在も長めの2分11秒。
口色川三差路発は10時47分(10時58分予定)の11分リードと若干の改善。
口色川三差路から先も下りは続く。
ほどなくやってきたのが、50キロ地点。
5時間57分6秒だから、前半はだいたい6時間。
残りは1時間たして7時間ということなら、13時間くらいでゴール出来るかなんて考えていたような気がするが。
もちろん、そんな計算をするにはまだ早い。
なにはともあれ、このブログを書きながら思い出すことになる苦しい苦しい後半戦が始まる。
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