出雲大社

出雲大社を参拝するなら正式な参拝ルートは、一の鳥居、悪くてもニの鳥居からくぐっていくんだろうが、いきなりバスを降りて、四の鳥居から。
昨日二の鳥居の脇を通ってゴールしたから、今日は最後にとっておこうというもの。
さすがは大観光地の出雲大社、月曜日でもかなりの人手。
二拝四拍手一拝の参拝方法に則り、昨日の完走の御礼。
その後に松の参道を通るという逆ルートで、いよいよ二の鳥居へ。

そして、最後に上ってきた坂道をゆっくり降りていく。
昨日は得意のラストスパートすら出来ずに、トボトボと歩いて上っていった坂道。
実際のところ、このあたりの距離表示はよくわからず、後もう少し走る気でいた。
まあ、ほとんどのランナーはこのあたりの地理などわかってるから、ここを歩く人は少ないんだろう。
誘導の人も困惑していた。

坂を下りた先が、島根県立古代出雲歴史博物館。
当初の予定では行かないつもりだったが、今日はのんびりと決めていたので、立ち寄ってみる。
ロッカーに荷物を入れられるので、こういう施設は楽だ。
この博物館、一昨日の県立美術館に負けず劣らず立派。
あまり神話という奴は得意ではないのだが、青銅の展示や島根の歴史関係はわかりやすい。
こちらの滞在はあっさりで、お次は出雲そば。

この旅行中麺類はまだ食べてないし、やはりここはおさえておくべきだろう。
ネット検索した結果、創業220年の荒木屋に。
注文したのは三段になった割子そば。
そばだけのもの、とろろの入ったもの、うずらの入ったものの３種類。
歯応えがいいとのことだったが、だしをどぼどぼとかけて食べるので、そのあたりはよくわからない。
あと、３段あっても量が少なく、ウルトラマラソン翌日の身としては、ちょっと足りない。
案の定飛行機に乗る前にお腹がすいて、搭乗５分前に出雲きつねそばを食べる始末。
まあ、こちらのお味はおして知るべし。

そばを食べた後は、のんびりと土産物屋めぐり。
荷物の関係上、お土産は空港と決めているのだが、このあたりもこれといったものはない。
周りを見ても、高齢者と中国人だもんなあ。
そして、昨日のゴール地点にやってきた。
ゴールも、その手前のみどりの道も何もない。
車がたくさん停まっていた。
駐車場だったんだ。
脇にのぼりが並べてあったのが、唯一の痕跡。
大会の運営って、大変だよなあ。
しばし感慨にふけったあとは、一の鳥居まで歩いてから、一畑電車の駅へ。
これから更に昨日の感慨にふけろうというもの。
そして、今日の歩きはほぼ終了で、あとは交通機関のみ。