那須与一伝承館

今日のランの目的地として選んだのは、那須与一伝承館。
ゴール地点から８キロくらいというのが丁度いいし、那須与一がかなり全面に出ている地域のようなので、せっかくならこうしたものも見ておきたい。
もちろん那須与一が小舟の扇を打ち抜いたという話は知っているが、そもそも嘘くさいと思っている。
なぜ大田原かということもよくわからなかったが、那須氏はこのあたりの一族らしい。
１０時３０分くらいからランをスタートし、１１時２０分くらいには那須伝承館のある道の駅に到着。
那須与一伝承館以外に、レストランとか地元産品の直売所が併設されている。

まずは昼ごはん。
朝おにぎりを食べたが、５時３０分スタートだったので、この段階で腹ペコ。
そばと天ぷらのセットを食べたのだが、さつまいもの天ぷらがやたらと美味しく感じたのは、空腹のせいだろうか。
そばが名物かどうかはよくわからないが、那須与一御膳というのも、ちょっといまひとつな感じだったので。
実際のところ、大田原に相応しい食べ物ってなんなのかは分からずじまい。
道の駅といえば、かつて下仁田でこんにゃくづくしの定食を食べて、しばらくこんにゃくを食べたくなくなったという事件があったが、ここにはそんな名物はないのだろうか？
それはともかく、腹ごしらえは無事終了したので、那須与一伝承館へ。


入ってみてびっくりしたのは、他にお客さんがいないこと。
時間があったので、見ること自体は決めていたが、入場料は３００円。
まあ、妥当だとは思うが、こういうものは無料にして多くの人に見てもらうのが筋なのではないか。
しかも３人くらい係りの人がいるのに、自動販売機。
係りの人も暇だろうなあ。
とりあえず展示品を見て回るが、特に新鮮なものははない。
そうこうしているうちに、３人ほど他のお客さんがきて、一安心。
こうした施設にありがちな劇場がここにもある。
必ずしも決まった時間に始まるわけではないらしく、１４分のものを見る気があるならすぐに始めるとのこと。
とりあえずウォシュレット付きのトイレをお借りし、迷った末に劇場へ。
途中から人が入ってきたが、最初は一人でちょっと居心地が良くない。
中身はというと、那須余市が扇を打ち抜いた場面の人形劇みたいなものだが、ここに多額のお金がかかっているかと思うと、ちょっとがっかり。
しかも終わってからも解説が続き、外に出てみるとサブ３ランナーが通るところ。
まあ、伝承館そのものはこんなものかもしれないけど。
昨年に続いて２度目の大田原。
昨年は脚が痛い状態だったので、ほぼゴール地点にいたが、それに比べれば今年は活動的だったし、変わったものも見れて、それなりに満足というところか。