「わさお」という秋田犬は相当有名らしいが、まーぶーはよくわかってなかった。
鰺ケ沢駅の観光駅長や、立佞武多の館の一日館長をしたりしていたらしいが、泊まったホテルは完全に「わさお」推し。
2019年の「わさおカレンダー」が既に売られているらしいが、その原画展なるものまでやっていた。
それもそのはずで、「わさお」のいる七里長浜きくや商店はホテルから車で5分で、朝8時から営業。
てなわけで、ホテルを出ると早速「わさおの家」に向かってみた。
イカを焼いて、グッズがたくさん置かれている小屋の横に、わさおの家があった。
全く動かないが、それは朝のせいなのか。
当然イカ焼きを買い、車に戻ったところで、本日のドライブを本格開始。
途中白神山地の十二湖がメインとなるのだが、そこを挟んでの能代までが相当長い。
海沿いで単調だし。
加えて雨の予報で、スタート時は小雨程度。
最初の観光ポイントは千畳敷。
残りの距離がどんどん出てくるので、期待しつつ車を走らせる。
着いてみると、どこかで見たような光景。
風が強くて歩きにくいし、奇岩というのも、それほど珍しくない気がする。
しかも、看板にある奇岩と目の前の光景が一致しないので車を動かしてみるが、やはり看板の景色はない。
多分に天気のせいもあるんだろうが、少し期待外れだったなあ。
先へ進んだが、直後の「道の駅 ふかうら かそせいか焼き村」からの景色の方が良かったような。
もちろん、イカ焼きは買わなかったけど。
海沿いの道を長く進んだ後で、ようやく十二湖の看板。
途中雨の強い時間もあったが、なんとかもってくれないかと思いつつ、左折して山を登る。
途中からは観光バスが行き違うにはしんどい狭い道を通り、いくつかの池の横を経て、森の物産館キョロロの横にある有料駐車場へ。
車もそこそこ停まってるが、観光バスもあるし、五能線から乗り換えた人が乗るバスもやってくる。
まずは青池まで歩くが、どうしても他の観光客と一緒になり、白神山地にいるという感じがしない。
しかも、肝心の青池も葉っぱがいっぱい落ちていて、思ったほど透明じゃない。
もちろん、きれいだけど。
バスの乗ってくる人達はこのまま戻るのだろうが、我々は前に進む。
すると、人も少なくなり、白神山地のブナ林の雰囲気。
もちろん本格的な白神山地はこんなもんじゃないんだろうが。
さらに進んだ沸壺の池は透明で、青池より良かったなあ。人も少ないし。
わずか20分程度の散策だったが、十分に満喫して森の物産館キョロロに戻ってソフトクリーム。
食べ終わって外に出たところで雨。
つまり、そこまで雨がなしということで、今後の天候を考えるとかなりラッキーだった。
もともとこの方面の旅行を考えたのは去年の夏休み。
結果的には小豆島に化けたのだが、当時は白神山地をメインに考えていた。
今回はかなり優先順位が下がり、滞在時間も短かったが、雰囲気くらいは味わえたと思う。
十二湖を出たのは11時30分過ぎだが、次の目的地大潟村までは70キロくらいあるので、いくらソフトクリームを食べたとはいえ、昼ご飯は必要。
加えてガソリンも入れる必要がある。
レンタカー自体は満タン返し不要の契約ではあるが、全部で800キロくらいにはなるから、どこかで給油は必要。
能代市内ですべてこなせればいいのだが、チェーン店しかなさそうで悩む。
事前に調べた中では、五能線の秋田白神の駅のそばにある道の駅に「いさり火」というレストランがレビューは少ないながらも良さそう。
海沿いの道は五能線と近づいたり離れたりだが、電車を見る事はなし。
そしていきなり見つかった日帰り温泉併設の道の駅に「レストランいさり火」はあった。
メニューを見て目についたのは「特盛まぐろ丼」。
奥様は普通のまぐろ丼にして、しばし待っていると、なかなか盛りの良い丼がやってきた。
これで千円という驚きの価格で、内容は紀伊勝浦で食べたものよりも良い。
しばらくすると駅に快速電車がやってきた。
1時間に1本通るかどうかの貴重な電車。
五能線の「リゾートしらかみ」もいつかは乗ってみたいが、そんな日は来るかなあ。
食後は再び単調な道で、その間も雨は降ったりやんだり。
ガソリンスタンドはなかなか見つからず、ガソリンの表示はかなり下のラインまで来ている。
予想通り能代市内は特に寄る場所もなく、雨の中どうなるかわからない男鹿半島に向けて進む。
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