埼玉ふれあいの道（6）美の山公園を訪ねるみち

「（6）美の山公園を訪ねるみち」の解説には「皆野町高原牧場入口バス停から関東の吉野山と言われるほどの桜の名所である美の山公園を経て、秩父鉄道親鼻駅に至る家族向きのコースです」とある。
あとで戻ってくることになるわけだが、どちらから戻ってくるか。
今日の最高点は大霧山と思われ、これは先に登っておきたいということで、通常とは逆のルートを進んで、「高原牧場入口バス停」を目指すことにした。
スタートすると、駐車場を抜けて、山を下っていくことになる。
車道の間を縫うようなトレイルで、それなりに傾斜が急で、ちょっとスピードが出る感じじゃない。
まあ天気はいいし、気温もちょうどいいから気分はいい。
だいたい下りも終わったかというところで、少し人家のある場所に出てきた。
ここでホッとしたのもつかの間、しばらくするとまたしても藪の中に入る事になり、どこへ進んでいいかわからなくなってしまった。
ここで道をロストしたことに気付いて元に戻ると、やはり標識の見落とし。
この時のロスはせいぜい300メートルくらいだろう。

最初に目指す場所は二十三夜寺だが、再びトレイルを進んだところでようやく到着。
ここにはふれあいの道の看板もあり、少し油断してしまった。
目指すは「高原牧場入口バス停」でこのコースの終点で、早く着きたいという焦りがあったのか。
標識に従ったつもりでバス通りに出てきたが、なぜかバス通りに標識が見当たらない。
ふれあいの道で標識がないなんてことは普通ないわけで、この段階で道のロストに気付くべきなのだが、ロードを軽快に走り出してしまった。
しかも逆方向に。
しばらく走ったところでバス停が出てきたのだが、どうみても目指す場所ではなさそう。
しかも「高原牧場」の表示があるが、向かっている方向と明らかに違う。
ここは休憩ということで、バス停で５分ほど地図とスマホをにらめっこし、ようやく方向を間違えたことを認識。

元にもどるべく、バス通りを元に戻る。
二十三夜寺の出口を通過し、さらに１キロほどでようやく「高原牧場入口バス停」。
正解は二十三夜寺からもう少しトレイルを走る道があったようだ。
ここのロストは約２キロ。
もともとこの日の走行距離は30キロを予定していただけに、このロストは痛い。
とはいえ、まだこの日の行程は始まったばかり。
気を取り直して大霧山に向かう。