50キロ地点を超えてからも、しばらく下りは続く。
そして、その後にやってきたのがエイド15円満地公園(50.9キロ)。
前のエイドからの2.8キロはやはりキロ6分30秒という設定の中、5分7秒で駆け下りている。
後から思えばこのあたりの下りの走り方はちょっと問題だったかもしれない。
この円満地公園はちょっとした名物エイド。
まずは梅ジュースに始まり、猪肉と鹿肉があること。
ただ、その前のエイドから少し胃の調子がおかしい。
エイドの間隔が短い中、少し食べ過ぎな気がしないでもない。
なので、猪肉と鹿肉も少しずつにとどめておいた。
結果円満地公園の滞在は2分18秒に止め、出発は11時4分(11時18予定)の14分リードと、下りの効果で少しだけ余裕が増えた。
円満地公園を出ると再び上り。
となれば、当然のように歩き。
しかも「ようこそ、つかのまの富士急ハイランド、ナガシマスパーランドへ」なんて看板が置いてある急坂もあった。
当然まーぶーは全歩きだが、中にはここを頑張って走っているランナーもいた。
たいしたもんだと、思わず声をかけてしまった。
エイド16小阪下三差路(53.7キロ)までの2.8キロは一本調子の上りではないと判断してキロ7分を想定していたが、実際は8分41秒という厳しいペース。
小阪下三差路では、すでに食慾は失せていて、かぶり水もできなかったので、40秒の滞在。
なのに11時29分発(11時38分予定)の9分リードと、またもや余裕がなくなってきた。
小阪下三差路から先はこのコース唯一の折り返し区間。
戻ってきたときは63.7キロなので、ちょうど5キロの往復になるのだが、暑さのせいか、事前に調べたはずのそのことがきちんと頭に入っていなかった。
前からやってくる人達は10キロ余計に走っている猛者達で、皆さん声をかけてくれる。
何となく折り返しは2~3キロ先のような気がして、上り基調のコースを少し頑張って走ってしまう。
こういう折り返しでは、仲間内で走っているランナー同士が声をかけ合うことになるが、戻ってきたランナーが「ここから先が辛いよ」などと言っている。
そのことで折り返しがまだまだ先だと気付き、しばし体力温存。
傾斜が急になれば当然ようにに歩き。
そんな中で出てきた「あと3キロで折り返し」の看板は正直元気出なかったなあ。
そこが急な上りということもあったが。
エイド17平野バス停(56.2キロ)までの2.5キロは、キロ7分の設定がキロ7分20秒。
このエイドはこれから折り返しに向かうランナーと、折り返しから帰ってきたランナーで入り乱れている。
正直かなり疲れていたが、ここに長くいても落ち着かない。
早く折り返し地点にたどり着きたい一心で、休憩はドリンクだけの32秒に止め、11時48始発(11時57分予定)と9分のリードは変わらず。
平野バス停から折り返しとなるエイド18小阪上三差路先0.6k(58.7キロ)までの2.5キロは上りも下りもある区間。
何はともあれ早く折り返し地点に行きたいので、急坂以外は頑張って走っているのだが、どんなマラソンでも折り返しというの辛いもの。
わかっている距離がなかなか減らない。
前から走ってくる人がやたらと元気に見える一方で、歩いている自分が情けなくなってくる。
左に目をやると、遠くに小阪下三差路エイドが見える。
結構上ってきたもんだなあ。
それにしても、こんな折り返しを用意するとは、実に意地悪なコース設計だ。
見えそうで見えない折り返し地点に最後は走り込んだが、この2.5キロはキロ7分の想定が、キロ6分56秒とほぼ想定通り。
折り返しでは久々にトイレに行ったり、腰をおろしてブログの投稿をしたりしたが、それでも滞在は4分14秒と、予定の5分よりは短め。
折り返しの出発は12時10分(12時19分予定)と、9分のリードは変わらず。
この先5キロのもどりは、行きよりは楽だろうと、少し気持ちを落ち着けて、再び走り出した。
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