第一回世界遺産姫路城マラソン2015(10キロすぎまで)

レース(フルマラソン)

1424682544359.jpgとりあえず走り出してみたが、なんせ2月11日以来全く走らずにいたから、どう走って良いかもわからない。
一応ストライドを極端に狭くしたチョコチョコ走りが一番負担が少ないと想定していたが、一歩一歩足をつく度に痛みが走る。
スピードはだいたいキロ6分30秒くらいで、とにかく面白いように抜かれていく。
このマラソンは兵庫県第二の都市である姫路市が舞台だが、コースのほとんどは夢前川沿い。
それでもスタート直後は姫路駅の方向に進むから、見ている人も多く、とても気持ちいい。
その後は昨日自転車で走った道を書写山方面に向かう。
知っている道なので違和感はないが、足には違和感たっぷり。
天候はスタート前に雨が降っていたが、それもスタート直後にやみ、気温は暖かい。
100円ショップの雨合羽を羽織ってスタートしたのだが、途中で暑くなって腰に巻くことにした。
完走できる気はまるでしなかったが、午後の予報は雨風ともに強くなるとのことだったから、走っていれば必須だ。
夢前川に出る前は街中だから、応援の人も多く、声援が暖かい。
給水もとてもスムーズで、質量ともに豊富。
いつもは走りながらコップを取るのだが、今日ばかりは立ち止まって給水を取ることにしたが、2回目の給水となる10.2キロ地点は本当に走りが怪しかった。
その前の8キロ地点で昨日見た菜の花畑の横を通り、何かひとつ関門を突破したような気がしたせいか、痛みがひどくなってきた。
10.2キロの給水は同時に関門でもあり、制限時間まであと25分くらいで、当たり前だがここから歩けば早い段階で関門に引っかかり、完走はできない。
ただ、どうせ止めるなら関門で引っかかった方がいいような気もしたので、行けるところまでは走ろうとも思った。
実際、この直後に立ち止まって屈伸したりしていると、係りの人から「大丈夫ですか」と声をかけられ、「大丈夫です」と元気に応えている自分がいた。
このあたりは塩田温泉に向かう上り坂でもあったが、不思議と勾配は気にならなかった。
それよりも、川の対岸に折り返しのランナーが見え、そちらには大きな応援のアナウンスが放送されているのが聞こえてくるので、そこまで行きたいという気持ちにもなった。
止めたい、走りたい、という二つの気持ちに挟まれながら、中盤戦に向かう。

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