エールフランスの機内は長い

半日のフライトをどう過ごすか

飛行機は成田を予定通り離陸。
パリに着くのは日本時間の深夜1時。
ほぼ半日のフライト。
これだけ長く飛行機に乗るのは卒業旅行以来だし、果たして狭い座席にどれくらい耐えられるか。
座席に座ってみると、思ったほどには狭くない。
勿論リクライニングなんてほとんどきかないし、足元は窮屈だけど。
それより、これだけの長い時間を退屈せずに過ごせるかという方が問題。

昼食は満足

まず飛行機が安定しだすと、すぐに飲み物が出てきて、昼食。
朝おにぎりを食べてからほぼ何も食べてなかったので、とりあえず落ち着いた。
ハイネケンだったがビールを飲むことができたし、赤ワインもいただいた。
機内食はいつ食べても美味しいと感じる方なので、ここまでは満足。
窓側の席なので、トイレに行くのが大変だが、食後にどうにか済ませる。
ここまでで離陸して2時間くらい。
まだまだ先は長い。

エールフランスの機器は使いにくい

パリに着くのは、現地時間で夕方の5時くらいだから、飛んでいる間はずっと昼間が続いている。
食後は窓から明かりが入らないようにするので、基本的には寝て過ごすのが正しいのだろうが、30分程度ウトウトはしたが、時間的にもそうそう眠れるもんじゃない。
勿論飛行機にもそれなりの設備は付いている、というより最新だろう。
一つずつついている画面とコントローラーで、映画、音楽、ゲームと一通りなんでもできる。
これが日本航空の機器だったら問題なく時間をつぶせるんだろうが、エールフランスだと微妙にうまくいかない。
まずゲームだが、テトリスとスドクをやってみたが、微妙に操作性が良くない。
音楽もこれといっていいプログラムはない。フランスの音楽はあまりわからないし、日本のはないみたい。

映画からスマホ

結局映画も日本のものが一つだけあったので、それを見る。
『まさお君が行く』という、香取慎吾扮するお笑い芸人と犬の物語で、普段なら絶対に見ない内容だか、最後までじっくり見てしまった。映画が終わってもまだフライトの7割が残っている状態。
次の機内食も到着に近い時間のようなので、まだまだ時間はある。
とりあえず機内モードにしたスマホで、ここまでのことを記録し、ようやくフライトの半分が過ぎたくらい。
パリに着いてからのことを考えると、少しは寝ておきたいところなのだが、不思議と眠くはならない。
そうなると再びスマホ。
機内での暇つぶしとして、電子ブックも考えていて、auのブックサービスで幾つかダウンロードしておいたのだが、読むには通信の環境が必要らしい。

スマホで今年１年を振り返る

ゲームも同じで、端末にダウンロードされているからできるというものではないらしい。
もともとスマホについては電源の問題があってあまりあてにしていなかった部分もあるのだが、実はUSBの接続が可能であり、電源のことを気にせずに使うことができる。
通信ができない中で使えるものといえば音楽だが、こちらは3曲くらいで聴く気がしなくなる。
次はビデオ。ランニングチームの昨年の忘年会で流れていた2011年を振り返るビデオをしばし視聴。
実は今年のこの忘年会は帰国した翌日になるのだが、スワロを迎えに行く時間も考えると、残念ながら欠席になる。
お次は写真。スマホを買ってちょうと1年になるが、その間にとった写真をみると、2012年を振り返ることになる。
もちろん、これからの1週間はもっと濃密になる予定だが、今年も色んなことをしたものだと実感。
スマホでつぶせた時間は1時間程度で、再びエールフランスのサービスに戻るのだが、やはり音楽もビデオもアニメも長続きしない。

ネクサス７

ここらへんになると、前の機内食からかなり時間がたっているので、お腹も空いてくるし、何よりも喉が乾く。
ペットボトルの水くらいは買っておけば良かったと後悔しつつ、このあたりでようやく残り3時間ちょっとで、再びこの文章の編集。
最後に役に立ったのは、意外やネクサス７で、こちらの電子ブックは通信環境がなくても読める。
まあ、ネクサス７の仕様を考えれば当たり前か。
前にダウンロードしていた、夏目漱石の『こころ』で、読み悪いところが丁度いい感じ。

機内ではほとんで眠れなかった

1時間弱読んで、着陸まで2時間というところで、ようやく機内食。
ここで久々の水分となるビールを飲んだところで、ようやく生き返る。
その前にトイレに行って体を少し動かしたこともあり、体調はだいぶ戻った。
とはいえ、結局飛行機の中での睡眠が1時間にも満たないというのは計算外。
寝るまではまだ6時間以上あるし、その時間は日本なら早朝。
まあ、なんとかなるかな、と思いつつ、いよいよパリが近づいてきた。