埼玉ふれあいの道（6）美の山公園を訪ねるみちの残り

残すところは「（6）美の山公園を訪ねるみち」の未踏破部分。
しかし、その起点となる親鼻駅までは少し距離がある。
82号線を走り始めたところで、すぐに長瀞トンネル。
歩行者はトンネルではなく、その脇の遊歩道を通ることになる。
この遊歩道は横目に長瀞ライン下りの流れも見えて、なかなか気持ちがいい。
その遊歩道から再び82号に戻るが、お腹は空いているし、飲み物もなくなって体に力が入らない。
じきに親鼻駅に向かう道に入り、見つけた自動販売機で炭酸飲料を買ってグビグビ。
少し生き返った気分になって、親鼻橋を右手に見たあたりで、140号に合流し、数百メートル走った時だった。
ほとんど走っているようなスピードではなかったのだが、ふとバランスを崩して転倒。
勢いがなかったので、衝撃はたいしたことはなかったが、手をついたところから流血している。
よろけて転倒というショックと出血で少しパニックしたが、とりあえず前に進むしかないと一瞬考えてしまった。

何となく今日の行程として、３時にランを終了し、風呂に移動して４時に出発し、７時くらいに家に着くことを考えていた。
実際のところ、車の混雑を考えればそれより遅くなることは必至なので、やはりランは３時に終えたい。
そんな焦りが先に進ませようとしたのだが、やはり流血で我にかえった。
幸いなことに、すぐそばに「道の駅みなの」があり、トイレで手を洗って、よく冷やしたことで、かなり落ち着いた。
再び走り出して300メートルくらい行ったところで、右手に親鼻駅。
そしてすぐに、ふれあいの道の標識を発見。
そこにあった、美の山公園までの３キロという表示はそれほど気にはならなかった。
問題はGPS時計に表示された160mという標高。
朝見た美の山公園の標高は582mだったから、そこから420mも登らなければならないという事実に愕然。

そして、いざ登りが始まると、まるで体に力が入らない。
さっき買った炭酸飲料も残り僅かだし、何たってお腹が減っている。
ヨタヨタ登っているうちに３時は過ぎ、登りは延々と続く。
どうにか美の山公園の中には入ったが、ゴールとなる、ふれあいの道インフォメーションセンターはなかなか見えてこない。
最終的にゴールしたのは３時24分。
親鼻駅からの３キロに１時間近くかかってしまった。

お風呂として利用した「いこいの村ヘリテイジ美の山」が近所だったこと、ナビの指示を無視して秩父市内と飯能の混雑をうまく回避したことで、買い物をしても８時前には帰宅。
でも、実際に体はきつかったし、高麗のあたりは激しい渋滞もあった。
全体的に計画の甘さは否めないところで、埼玉コースの今後の計画も含めて、明日にでもじっくり振り返りをしておく必要がありそうだ。