セーヌ川を選手が入場
予定通り朝からオリンピック開会式の録画を見る。
これまでもオリンピックの開会式は何度か見ているような気がするが、あまり印象には残っていない。
メイン会場となる陸上競技場に各国の選手団が入場してくる様は、あまり代わり映えするものではないし、その後のセレモニーも長いだけで、そんなに見たいようなものではない。
その意味ではパリオリンピックの選手の入場は、セーヌ川をボートでやってくるというだけで、斬新だった。
それも大会のために用意された船ではなく、普段使われている観光船が転用されている。ちょっとしたクルーズ船のような大きなものから、やたらと揺れているモーターボートに毛の生えたようなものまで、様々な船が通り過ぎる。１つの船に複数の国が同乗しているものもあった。
これは本当に思い出に残る選手の入場だったと思う。
雨だけどいい開会式だった
それ以外の演出もこっていた。
聖火が謎の男によってパリ中を移動するというのも斬新だった。
最後は大勢の歴代メダリストによって運ばれ、点灯された聖火は空中に浮かび上がるという、まさに想定外のものだった。
合間の歌や踊りというのは、ちょっと退屈なような気もしたが、レディーガガだったり、最後のセリーヌディオンだったり、意外性はあったと思う。
録画を見る上で、IOC会長などのスピーチは当然早送り。
残念だったのは、この日のパリの天気が雨だったということで、選手たちはずぶ濡れだったし、エッフェル塔横の会場も雨を避けられる場所ではないから、観客もいつしかまばらになっていたような。
そうでもないか。
パリ旅行が懐かしい
まーぶーがパリ旅行に行ったのは、10年以上前の話。
ホテルからルーブル美術館までジョギングしたのはいい思い出だし、エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム寺院なんていうのも、実際に見たものだから親近感がある。
100年ぶりのパリオリンピックということで、当初は今更パリでオリンピックをやる意味は何なんだろうと思っていたが、いい大会になりそうな予感がする。
もちろんテロへの警戒は必要だし、市民の生活を犠牲にしてまでオリンピックをやることの意味は相変わらずわからないままだが。
男子バレーボールはドイツに惜敗
そして競技も始まっている。
今日はたまたま男子バレーボールの初戦となる対ドイツ戦をテレビ観戦した。
最近男子バレーボールがやたらと強いということが話題になっている。
まーぶーが知っているのは、ロサンゼルスオリンピックの頃で、その頃はスター選手がいて人気もあったが、それでもメダルには届かなかった。
その後の男子バレーボールは低迷し、オリンピックに出場することができない時期もあったと思う。
それが今や金メダル候補なんて言うのだから、一体何がどうなってるのかという思いで見ていた。
ドイツには惜しくも敗れた。
確かにいい試合をしたと思うが、どう見ても日本が金メダルを争うチームには見えなかった。
メダルが全てではない
やはりオリンピックにおける期待というのはインフレになるらしい。
マラソンだって入賞すらおぼつかないというのに、メダルを期待されるような風潮がある。
他の国際大会でちょっとでも上位に行ったり、過去に実績のある選手がいれば、その選手に期待をする。
我々は普段全ての競技について知識を持っているわけではないので、マスコミが騒げばなんとなく期待してしまう。
今の若い人たちはそんなプレッシャーにも負けないのかもしれないが、できれば静かに見て、各選手がベストを尽くして欲しいものだと思う。
そしてこのパリオリンピックが平和に最後まで競技が行われることを期待したいと思う。
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